子どもも喜ぶ豆腐グラタン!保育園のレシピはカルシウム強化に脱脂粉乳も♪【たべぷろ編集長インタビュー】
真っ白で淡泊な豆腐は、子どもがあまり好まない食材のひとつ。でも、グラタンにしてしまえばパクパク食べてくれること間違いなし!簡単に作れる保育園の「豆腐グラタン」レシピを教えてもらいました。ホワイトソースにコクを出すための味噌も、ミートソースと合わせたダブルソースなら、入れなくてもおいしさは実証済み!
さらに園では、とっても栄養価の高い「脱脂粉乳(スキムミルク)」も入れて、子どもの成長にも不可欠なタンパク質やカルシウムも強化していました。ホワイトソースとミートソースを使ったおいしいグラタンメニューを教えていただきましたよ!
食事の前にまずはテーブルセッティング。雰囲気作りもおいしさに繋がる
アイン三枚町保育園(横浜市神奈川区)では給食時間になると、給食当番の子供たちがテーブルにクロスをかけて、可愛らしい花を生けはじめます。「食事をするときの雰囲気作りは大切ですよ」と高橋園長先生。確かにホームパーティをするとき、料理をよりおいしくしてくれる“テーブルコーディネート“にも気を遣いますよね! 保育園の給食も同じです♪
使い方は簡単。加えるだけでカルシウム強化が見込める脱脂粉乳
訪問した日の献立は「ロールパン」「スープ」「豆腐となすのミートグラタン」「ブロッコリーサラダ」です。
ミートソースにホワイトソースとたっぷりのチーズ、その上にサックサクのパン粉がかかった「豆腐となすのミートグラタン」は、子どもたちも大好きなメニューのひとつ。それぞれにソースを用意するので少々手間はかかりますが、脱脂粉乳も加えてカルシウム強化を図っているので、子どもの成長のためにも気になるメニュー。
我が家のグラタンはホワイトソースのみで、コクを出すために隠し味に味噌を少々入れていますが、ミートソースと合わせればコクがでますね。しかもトマトとミルク両方の味が楽しめるというのも嬉しいかぎり!
「ブロッコリーサラダ」は緑(ブロッコリー)・オレンジ(ニンジン)・黄色(コーン)を使ったキレイな彩りで、子どもの興味をそそります。
今回は「キャベツのスープ」でしたが「ホウレン草や緑黄色野菜の時は、別茹し椀盛にすると野菜の色が鮮やかにでて、食欲もわかせる事ができますよ」と管理栄養士の仲田先生に教えてもらいました。
豆腐となすのミートグラタン
<材料(4人分)>
・木綿豆腐 100g
・スライスチーズ 35g(お好みで)
・パン粉
≪ミートソース≫
・豚ひき肉 100g
・玉ネギ 75g(約1/2個)
・なす 50g(約小1本)
・マッシュルーム缶 25g
A・・・・・・・・・・・・・・
ケチャップ 25g(大2弱)
コンソメ 1g(小1/3)
塩
・・・・・・・・・・・・・・・
≪ホワイトソース≫
・小麦粉 15g(大2弱)
・油 15g(大1強)
・牛乳 150g
・脱脂粉乳 15g(大2強)
<作り方>
1.木綿豆腐を水抜き(レンチン/茹でる)して適当な大きさに切る
~ミートソース作り~
2.油で豚ひき肉を炒めて火が通ったら、玉ネギ・なす・マッシュルームを加え炒める
3.②にAを加えてひと煮立ちしたら置いておく
~ホワイトソース作り~
4.鍋に油と小麦粉を入れて炒める
5.牛乳を少しずつ加えて混ぜる ※少しずつ入れないとダマになります!
6.最後に脱脂粉乳を加える
7.皿に豆腐を並べてその上にミートソース、ホワイトソースをかけ、チーズ、パン粉をのせたらオーブンで焼き色をつける(200℃/10分程度)
ブロッコリーサラダ
<材料(4人分)>
・ブロッコリー
・ニンジン
・コーン(缶/冷凍)
A・・・・・・・・・・・・・・
酢 5g(小1)
砂糖 5g(小1強)
塩 1g(ひとつまみ)
油 5g(小1)
・・・・・・・・・・・・・・・
<作り方>
1.ブロッコリーは茹でて小房に分ける
2.ニンジンはいちょう切りにする(茹でても可)
3.Aを混ぜてドレッシングを作る
4.①、②、コーンを合わせ、食べる直前にドレッシングをかける
五平餅(脱脂粉乳入り)
<材料(4人分)>
・ごはん 175g
A・・・・・・・・・・・・・・
みそ 6g(小1)
しょうゆ 4g(小1弱)
砂糖 4g(小1)
脱脂粉乳 1g(小1/2)
白すりごま 1g(お好みで)
・・・・・・・・・・・・・・・
油 5g
<作り方>
1.ごはんはすりつぶして、丸く平らに形を作る
2.Aを混ぜ合わせ、①に塗って油を引いたフライパンで焼く
子どもたちが喜ぶ見た目で食欲もアップ!
7月7日の七夕では、「冷やし中華」に星型に抜いたニンジンやハム、形状を利用したオクラをトッピング! これは子どもも絶対に喜ぶ~!
「忙しくて凝った料理なんてできない!」という保護者さんでも、これなら気楽に挑戦できそう♪ 「見た目」って子どもには本当に重要なポイントですね。
お星さまの冷やし中華
「ごまだれ」は全ての材料を混ぜ合わせる
<材料(4人分)>
ねりごま 15g
しょうゆ 10g
酢 7.5g
砂糖 7.5g
食塩 少々
食事のマナーにも繋がる、「お仕事」として取り組む遊びの時間
和食・洋食の並べ方を掲示し、子どもたちはそれを見てちゃんと並べていました!
マナーもしっかりと教えている同園は、『モンテッソーリ教育』を採用して保育を行っています。
モンテッソーリ教育とは、イタリア初の女性医師マリア・モンテッソーリによって考案された教育法。子どもたちが、自発的な活動に好きなだけ取り組むことを尊重しています。
発達段階に合わせた、独特なモンテッソーリ教具(教材)を使った活動は、“遊び”でなく“お仕事”と呼ばれています。
ちょうど3歳の子が、スープをよそうかのように、おたまでボールをすくって他の容器に移し替えるという“お仕事”の様子を見せてもらいましたが、とっても上手によそっていました♪
また、3本指で物を掴む練習も幼少から実施しています。うまく掴めるようになったら鉛筆に切り替え、そこに1本棒を足して箸の練習へ。確かにいきなり3本指で箸を持とうなんて、子どもからしてみればムリな注文ですよね。順を追って教えてあげることは大切です。
こうした取り組みをする際に、子どもたちは席について集中して行います。それがしっかりと身についているためか、食事の時間は楽しみながらも落ち着いた様子すら見られました。
(詳しくは日本モンテッソーリ教育総合研究所をご覧下さい)
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日々の献立を考えたり、せっかく作った料理を食べてくれないのは、ママたちが抱える悩みのひとつ。しかし食のプロが使う“ちょっとしたコツ”を知れば、そんなストレスも改善されるかも!
本コーナーでは、子供たちの大好きなメニューを知るプロの皆さんに、家庭でもできるコツを伺います。
動画もぜひご覧ください
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