新型コロナウイルス感染拡大にともなう緊急事態宣言や休校で家にいる機会も多くなっています。そうめんはもともと「飢餓や疫病に苦しむ民の救済」を神様に祈ったところ啓示があり生まれた、とも言われています。今回は調理時間15分のそうめんアレンジレシピをご紹介します。

そうめんは備蓄しておくと便利

そうめんは賞味期限が1年以上のものが多く常温保存が可能。農林水産省が発行した『緊急時に備えた家庭用食料品備蓄ガイド』で備蓄食料品の一つとして、「乾麺」が紹介されています。

ほかにも災害時に役立つ情報を発信している警視庁警備部災害対策課公式ツイッターも「そうめん」を災害備蓄食としておすすめしています。備蓄しておくと便利で、こんな時期だからこそおすすめのそうめんですが、毎日冷やしそうめんで食べると飽きてしまうことも。

お家で過ごすことも増えるなか、飽きずに食べられるさまざまなアレンジレシピを、そうめん生産日本一の兵庫県手延素麺協同組合(揖保乃糸)がご紹介します。

海老トマ弁当

【材料】(1人分)
そうめん 1束
海老 2尾
酒 少々
プチトマト 1個
さやいんげん 2本
塩 少々
細ネギ 適量
そうめんつゆ(めんつゆストレート1に対して水2で割る)

【作り方】

  1. そうめんはゆでてざるにあげ、清水でよくもみ洗いをして水気をきる。氷水にさっとつけ水気を良くきる。
  2. そうめんを3等分しフォークにクルクルと巻き、お弁当容器に並べていく。
  3. 海老は背ワタを取り除き、酒の入った湯で火を通す。ゆで上がったら皮をむいて尾を取り除き、冷まし2等分します。
  4. プチトマトはヘタをとり半分に切り、さやいんげんは塩ゆでした冷まし、斜めに2cm長さに切り、細ネギは小口に切る。
  5. (2)のそうめんの上に(3)の海老3個をきれいにのせ、残った1個は(4)の他の具材と一緒に容器に彩り良く詰める。
  6. そうめんつゆを冷たくしたものを容器に入れて一緒にもって行き、そうめんにかけて頂く。

豆乳みそそうめん

【材料】(2人分)
そうめん 3束
豚もも薄切り肉 80g
ほうれん草 4株

A みそ 大さじ2
A 砂糖 小さじ1/4
A プレーンヨーグルト(無糖) 大さじ4
A 豆乳(成分無調整) 1 1/2カップ

【作り方】

  1. 豚肉は一口大に切ってさっとゆで、水にとる。ほうれん草もさっとゆでて水にとり、水気をしっかりとしぼって6cm長さに切る。
  2. ボウルにAを順に入れてそのつど混ぜる。
  3. そうめんは袋の表示通りにゆでてざるにあげ、清水でよくもみ洗いをする。氷水にさっとつけ、水気をきって器に盛る。(1)をのせ、(2)をかける。

<ポイント>
調味料を混ぜるときは、かたいものにやわらかいものを混ぜていくのが、だまにならずなめらかに作るコツ。『揖保乃糸 そうめん献立帖』(ワニブックス刊)

ツナカレーサラダそうめん

【材料】(2人分)
そうめん 2束
ツナ(缶詰) 70g
玉ねぎ 50g
きゅうり 1/2本
塩 適量
黄パプリカ 1/4個
レタス 適量
プチトマト 2個

A マヨネーズ 大さじ3
A めんつゆ(ストレート) 大さじ2
A カレー粉 小さじ1

【作り方】

  1. ツナは缶汁をよくきる。玉ねぎは縦に薄切りにし、水にさらす。きゅうりは輪切りにして少量の塩をふってしんなりさせ、さっと水洗いしてから水気をきる。黄パプリカは1cm角に切る。
  2. 大き目のボウルにAを入れてよく混ぜ合わせておく。
  3. そうめんはゆでてざるにあげ、清水でよくもみ洗いをする。
  4. (2)のボウルに(1)の材料と(3)のそうめんを入れて和える。器にレタスを敷いて盛り付け、半分に切ったプチトマトを飾る。

ピリ辛担々そうめん

【材料】(2人分)
そうめん 2束
チンゲンサイ 6枚
ごまだれ(市販のもの) 80ml
ラー油 適量

A 鶏ガラスープの素 大さじ1
A 水 2カップ

<肉味噌>
B 合わせ味噌 大さじ2
B みりん 大さじ1と1/2
B ごま油 小さじ1
B しょうが(すりおろし) 少々
B 赤唐辛子(輪切り) 1本分
B 豚挽き肉 80g
B 長ねぎ(みじん切り) 3cm

【作り方】

  1. 肉味噌を作ります。ボウルにBを入れて混ぜ、耐熱皿にドーナツ状に広げ、ラップをかけて電子レンジ(500W)で2分加熱し、いったん取り出して混ぜます。再びラップをかけて1分30秒加熱し、取り出して混ぜます。
  2. そうめんは固めにゆでてザルにあげ、清水でよくもみ洗いをしてそのまま水気をきっておきます。
  3. 鍋にAを入れて火にかけ、煮立ったらチンゲンサイ、(2)のそうめんを加えて温め、ごまだれを加えて火を止めます。
  4. 器に(3)を盛り、(1)をのせ、好みでラー油をかけます。