いしだ屋は、1月に「いしだ屋のレンジ炊きご飯」シリーズを新発売する。同シリーズは、わずか8分(電子レンジ500Wの場合)のレンジ調理で、白米から炊きたてのご飯ができる時短調理が可能な個食商品。

同社は、2018年春にチャック付き電子レンジ加熱用包装袋「チャレンジマイクッカー」(特許申請中)を発売。同品は、家庭で作り置いたカレーや煮物などを入れ、冷蔵・冷凍保存しておき、利用時に電子レンジで再加熱して食べることを目的に開発したもので、加熱時に、袋が膨張しても内側から開かないチャック付きの家庭用向けの包装袋だ。

しかし、圧力釜効果で効率的な加熱調理ができることから、業務用ルートで具材とスープを袋に入れ、最後に電子レンジで仕上げ調理に利用されるなどといったケースが広がっていた。そのため同社では、「チャレンジマイクッカー」を活用したレンジ調理品の開発にチャレンジし、「いしだ屋のレンジ炊きご飯」シリーズとして開発した。

同品は、白飯だけでなく、赤飯、鶏五目ご飯、カレーピラフをラインアップ。コメと調味液を「チャレンジマイクッカー」に入れて、レンジアップするだけで炊きたてのご飯が出来上がる。

まずは贈答用として発売を行う。調味液を変えるだけでいろいろな味ができることから、有名店監修ギフトや土産品ルートへの販売を進めていく。

◇日本食糧新聞の2020年1月20日号の記事を転載しました。