香りを食べるカレーをコンセプトにスパイスカレーを提供している「スパイスカレー青藍」で、お薦めのサイドメニューが「季節のポテトサラダ」。春菊を加えた個性派のポテサラだ。「日本のカレーにはジャガイモが入っていることが多いが、それでは舌触りが悪い。でも、カレーとポテトは合う。そこで、別にトッピングした方がおいしいだろう、と考えた」と、梶田健一店長は言う。

ポテサラに春菊を混ぜ込むアレンジは、「春菊は香りが高く、日本のハーブみたいなもの」として、梶田店長が考案。香りにこだわる同店らしいひと工夫だ。

同店のスパイスカレーは、提供直前にスパイスを炒り、カレーに加えて仕上げているが、春菊の風味が香るポテサラは、強いスパイスの風味にも負けず、味わいが程よくマッチ。「春菊=日本のハーブ」という梶田店長のイメージに納得させられる。

同店の看板メニュー「スパイシーチキンカレー定食」(900円・税込み)

日本ならではの「和の食材」である春菊が、同店では不思議にオリエンタルな魅力を放つポテサラに姿を変えているのだ。

●店舗情報
「スパイスカレー青藍」 所在地=東京都杉並区高円寺北2-41-15

◇外食レストラン新聞の2019年12月2日号の記事を転載しました。