豚の角煮は甘辛いタレが食欲を刺激する、大人も子供も大好きなスタミナメニューです。ですが、事前の漬け込みや長い煮込み時間が必要なので、働くママにはかなり難易度が高いでしょう。
そこで今回は、短時間で作れるように豚バラスライスと薄力粉を使った「豚の角煮風」を紹介します。アツアツのご飯の上にのせれば、それ一品で満足度の高い夕食の出来上がり!献立に悩むワーママはぜひ作ってみてくださいね。

チーズを使った豚の角煮風丼のレシピ

今回はどんぶりにするためにちょっと濃いめの味付けにしています。小さい子供や減塩中の家族がいる場合は、調味料を少し減らしてもOK。その場合は、強火でお肉の表面に焼き色をしっかりつけると、香ばしさがコクとなり味に深みがでますよ。

今回はチーズを使用していますが、チーズなしで半熟卵をのせても美味しいのでおすすめです。

【材料】(2人分)
豚バラスライス 400g
チーズ 適量
塩こしょう 適量
薄力粉 大さじ2
キャベツの千切り 2枚分

A 砂糖 大さじ1と1/2
A 醤油 大さじ4
A 酒 大さじ1
A みりん 大さじ2
A 生姜チューブ 5cm

【作り方】
1.豚バラスライスでカットしたチーズを巻く。半分くらい巻いたら向きを変えて四角形に整え、ぎゅっと握る。

2.チーズを入れないものも、半分ぐらい巻き、向きを変えて四角形に整え、ギュッと握る。

3.お肉に塩こしょうをし、茶こしで薄力粉をかける。

4.フライパンを中火で熱しサラダ油を入れたら、巻き終わりを下にしてふたをして蒸し焼きにし、時々転がしながら5分ほどかけて焼き色をつける。

5.余分な脂をキッチンペーパーに吸わせたらAを入れて、トロッとするまで強火で2分ほど煮詰める。

6.アツアツのご飯の上に千切りキャベツと(5)をのせたら完成。

豚バラスライスと薄力粉を使えば時短に

一般的な豚の角煮は下茹でに1時間半、調味料を加えてさらに1時間半ほど煮込みます。じっくりと煮込むことで柔らかく味の染み込んだ角煮ができますが、仕事から帰って3時間も煮込む時間はありませんよね。

そこでもともと柔らかい豚バラスライスを使います。くるくると巻くことで厚みを出し食べ応えもばっちり。チーズを入れているので、子どもウケもいいはずです。

また、焼く前に保水性の高い薄力粉をまぶすことで、長時間煮込まなくてもしっかりとお肉にタレの味が絡みます。つけすぎると粉っぽくなったり、タレの水分を吸ってブヨブヨしたりして食感がよくないので、茶こしなどでまんべんなくふりかけてくださいね。

汁物をつければ献立が完成!

「メインが決まっても副菜が思いつかない…」など、夕飯づくりで意外に時間がかかるのが献立を決めることではないでしょうか?今回は、豚の角煮風をどんぶりにすることで、これに汁物をつければ立派な晩ご飯の出来上がりです。

メインを手作りしたら、汁物は即席スープでも罪悪感ゼロ!「仕事で疲れて献立を考える気力がわかない」「メインしか作る時間がない」という忙しいワーママには特におすすめのレシピです。

長女は味が付いていない白ご飯でも食べるのですが、次女はふりかけや海苔などをかけないと嫌がります。そのため、丼ものは我が家の救世主!2歳の次女には、お肉が大きすぎたので、1/3程にカットしてのせたら喜んで食べてくれましたよ。「白ご飯だとあまり食べない」という悩みを抱えているワーママもぜひ作ってみてください。