京都では珍しい遠赤外電気炭ロースターを使用した焼肉店「葱肉や KUWA」(京都市東山区)が11月29日(いい肉の日)にオープンした。タンの中にネギが入った「葱包みタン」(一個・税別450円)やたっぷりネギが乗った「和牛霜降り葱焼き」(税別1280円)など、ネギと肉のコラボレーションを楽しめるメニューを多くそろえる。

また、焼き肉店では主流のガスロースターや炭火焼きではなく、まだ珍しい遠赤外電気炭ロースターを使う。ネギや野菜がおいしく焼け、また肉が焦げ付かないのが特徴で、煙が少なく、服ににおいがつくのを嫌う女性客にも喜ばれそうだ。

肉について、店主の桒原梓さんは「有名な肉の卸からの仕入れだけでなく、個人的なつてをたどり、普通では取引きが難しいマニアックなところからも供給してもらい、いいところどりで提供している」と自信を見せる。

自慢の「葱包みタン」を焼く桒原梓さん

タレは長岡京で長年親しまれ、惜しまれつつ閉店した人気店のレシピを受け継いでいるという。また野菜にも力を入れ、季節ごとに他では食べられない珍しい野菜も揃えるほか、肉に合うワインもラインアップ。女性客への訴求にも注力している。

客単価は5000円から6000円。祇園という一等地ながら、目立たない地階での営業のため、ネットでの口コミによる集客を目指していくという。

▽住所=京都府京都市東山区祇園町北側281-1-1 祇園ファーストビル地下1階▽電話=075・746・4808▽営業時間=月から木・午後5時30分~同11時30分、金土・午後5時30分~LAST▽定休日=日曜日