こんにちは!アレルギーっ子ママライターで管理栄養士のchienoです。朝晩の冷え込みがきつくなって温かい湯気のある食事が恋しい季節になりましたね。温かくて湯気があってほっこりできる食事と言えば・・・味噌汁。でも味噌汁ってだしをとって材料を切って煮込んで味噌を溶かして・・・工程が多いわりにメインになりにくい1品。なんとなく作るのが面倒になってしまいます。
今回は他の調理をしている片手間のたった5分で温かい味噌汁を食卓にあげることができる方法をご紹介します。

基本の冷凍味噌汁の作り方

【材料】
お好みの野菜 たっぷり準備してください
だし 材料に対してひたひたくらい
タッパー 1個(または冷凍保存袋1枚)

【作り方】
1. だしで野菜を煮込み、柔らかくなったらタッパーに移します。
2. 粗熱がとれたら蓋をして冷凍庫へ入れてください。

<食べ方1>味噌汁として調理する

1. タッパーの蓋を少しずらしレンジのあたためキーで解凍します。
2. (1)にお好みの量の味噌を直接溶かし入れ仕上げます。
3. 器に移します。

<食べ方2>和風カレーとして調理する

南瓜×玉葱冷凍味噌汁のアレンジ

1. タッパーの蓋を少しずらし、レンジのあたためキーで解凍します。
2. (1)に直接カレールーを入れ混ぜて溶かします。
3. レンジで30秒~1分加熱してごはんにかけます。

<食べ方3>煮物として調理する

冷凍豚汁のアレンジ

1. タッパーの蓋を少しずらしレンジのあたためキーで解凍します。
2. 汁を底に0.5cmぐらい残して捨てめんつゆを少々入れます。
3. かき混ぜて蓋なしでレンジ30秒加熱を2回繰り返し水分をとばします。
4. 器に移します。

多めに作って冷凍すれば時短に

わざわざ冷凍のために作るのではなく、味噌汁を作る際に2倍量作っておいて取り分けて冷凍しておきましょう。タッパーを使用するとお鍋を洗わなくてよいので片付けが楽になります。ジップロック保管する際は少し冷蔵または自然解凍してからお鍋に移して調理してください。

ご飯・メイン料理さえあれば野菜の小鉢をわざわざ作らなくても味噌汁で必要な野菜量を摂取することも可能です。

雑菌の繁殖を防ぐため清潔な調理器具・容器を使用してください。冷凍保存は完全に菌の繁殖を防ぐことはできません。1週間前後を期限として食べきってください。

冷凍にむかない具に注意を

豆腐やじゃがいも・こんにゃくは冷凍により食感が変化しやすいため避けてください。大根や人参は再度レンジで温めることで少し食感が柔らかくなりますが、子供達には柔らかく食べやすいようです。

あさりやしじみ等貝類は加熱後殻を外して冷凍してください。きのこやわかめは冷凍しても食感が変わりにくい食材です。ベーコンやトマトなど洋風によく使用する食材も意外に合います。いろいろ試すとレパートリーが増えて作るのが楽しくなりますよ。

体調管理に毎日味噌汁を

離乳食の場合は中期、後期、完了期どのタイミングでも使用できます。お子様だけなら製氷皿を使って細かく冷凍しておくと便利です。

「汁離れ」という言葉があるように最近は味噌汁が食卓に上がらないご家庭が多いそうです。確かに作るのも片づけるのも面倒ですよね。でも味噌汁には合わない食材がないといわれるほど様々な食材を使用することができます。さらに味噌は発酵食品です。腸には免疫細胞の約7割があり「腸活」=「健康」と言われています。

筆者の子供達が体調不良で仕事を休むとき、職場への罪悪感(悪いことはしていないのに不思議な感覚になりませんか?)と子供達を責めるわけではないのですが「なぜこんなに仕事の忙しいタイミングで・・・」という感情が心の中にいっぱいになります。

体調を崩している子供にもっと優しくしてあげたいのになんとなく上の空になってしまう未熟な自分を責めてしまって気持ちが落ち込んでしまうのです。

そうならないためにも健康管理のため味噌汁を毎日献立に最低1食以上は入れています。それが影響してかまだ1・3歳ですが子供達の体調不良で会社を休むことは年に2~3回程度で済んでいます。

筆者自身の経験からも冷凍味噌汁はワーママさん自身の、そして大切な子供達の健康を支えてくれる強い味方になってくれますよ。忙しい夕食準備のストレスがひとつでもなくなりますように!