「麺屋Hulu-lu」の店内は、ハワイアンカフェのイメージ。「これがラーメン店?」と思うユニークさだ。その理由は、古川雄二店主が大のハワイ好きなのと、「他店にはないオリジナリティーを演出したかった」から。

オリジナリティーは、メニューにも光っている。その一つが「ピリ辛まぜSOBA」。麺にごま油や背脂などの油脂を絡めず、甘辛ダレであえた細切りチャーシューをトッピングして、うま味とコクを出す。別添えのタレは醤油ベースで、唐辛子ではなくブラックペッパーがピリ辛の決め手になっている。

盛り付けのこだわりは、まず器から。丼ではなく平皿を使用。最初に、ハワイアンレイをイメージさせるデンファレの位置を決めて、メンマ、刻み玉ネギ、カイワレで縁取り。その後に麺を盛り、溶かしたスライスチーズ、甘辛チャーシュー、ゆでたキャベツとモヤシ、仕上げに糸唐辛子を。

丼ではなく平皿を使用。周りの具から盛り付ける

ハワイアンカフェをイメージしたラーメン店にふさわしい「ピリ辛まぜSOBA」が完成する。

◆店舗情報
「麺屋Hulu-lu(フルル)」
所在地=東京都豊島区池袋2-60-7

◇外食レストラン新聞の2019年11月4日号の記事を転載しました。