こんにちは！偏食児持ちの食育インストラクターのひなた葵です。寒くなってきたら出荷量も増え、安価で購入できる大根を15分以内の調理時間で大量消費できちゃうレシピを2点ご紹介していきます。保存容器に入れておけば3日程度は作り置きしておけるので、忙しいワーママでも帰宅後パパッと食卓に一品並べることができるので便利ですよ。

ふっくらもちもち大根餅　甘辛い味が子どもも食べやすい

一品目に紹介するのは大根餅です。もちもちとした食感は子どもも好きなので食べやすいですよ。

大根餅と言うとフライパン全部に広げて焼き上げる形が一般的ですが、今回は手づかみ食べもできるように、小さめサイズで1つずつ焼き上げていきます。

【材料】(2～3人分)
大根　2分の1本
ハム　4枚
片栗粉　80g
和風だし　小さじ1杯
料理酒　大さじ1杯
バター　大さじ1杯
しょうゆ　大さじ1杯
ごま油　大さじ1杯

【作り方】
1.大根半本をすりおろす。

ある程度水分が残っていた方が片栗粉が混ぜやすくなるので、全部すりおろせたら軽く水分をしぼってください。

2.大根が搾れたら食べやすい大きさに切ったハムと片栗粉・和風だしを加えて混ぜ合わせる。

3.フライパンにごま油を入れて加熱したら食べやすい大きさに成形したものを焼いていく。

4.両面に焼き色が付いてきたら調理酒を加えて蒸し焼きにし、火が通ったらバターと醤油を加えてこんがりと焼いて完成。

こんがりもちもちの大根餅が出来上がりました！　バター醤油の香ばしい匂いが食欲をかきたてます。

幼児の手づかみ食べにもぴったり

今回のレシピのポイントは大根の大量消費です。一気に大根を半本もすりおろしますが、搾ってしまえばキュッとかさが小さくなるので食べきってしまうことも充分可能です。

大根を搾るところだけがちょっぴり大変な工程ですが、子どもと一緒に取り組むこともできますし、意外と早くできちゃいます！　あとは材料を混ぜて焼くだけなので全作業工程15分もあれば充分作り終えることができますよ。

焼いている間は小まめにひっくり返す必要もないので、他のおかずや他の家事に取り掛かることもできるので忙しいワーママにもありがたいです。

大根餅は名前のごとくもちもちとしたお餅のような食感が特徴なので、子どもも大好きでよく食べてくれます。今回は特に手づかみ食べも可能な子ども用フォークに刺さりやすいサイズで作ったので、離乳食が完了していれば1人で食べることもできます。

バターや醤油の香りで大根の味はそこまで主張していないので、野菜が嫌いな子どもでも食べやすいと思います。ハムも入っていてコクもあり、たんぱく質も摂れるので、パパッと作れて栄養バランスもいい一品に仕上がっていますよ。

やわらか大根煮　こっくりとした旨味がクセになる！

続いて保存容器に入れていたら3日程度は日持ちの利く大根煮を紹介していきます。

【材料】(3人分)
大根　2分の1本
水　100cc
醤油　大さじ2杯
みりん　大さじ3杯
砂糖　大さじ2杯
酢　大さじ1杯
鶏肉または鶏皮　あれば少量

【作り方】
1.大根を1cm程度の厚みに切り、さらに4等分に切っていく。

2.ごま油で大根をサッと炒める。

なければ入れなくても大丈夫ですが、あれば鶏肉か鶏肉の皮を一緒に炒めると大根に味が染みてコクがぐんとアップします。

3.表面に軽く焼き色が付いたら、水と調味料を全て加えて煮る。

アルミホイルなどで落し蓋をして中火で10分くらい煮ていきましょう。

4.大根に火が通り、味が浸み込んできたら完成。

こっくりとした大根煮の完成です。味染み抜群！冷めても美味しいので、仕事から帰ってきてご飯を作っている間のとりあえずの一品として、保存容器からパパッと出しちゃうのもアリです。

作り置きとしても便利

こちらのレシピも大根を2分の1本使い切る、豪快なレシピです。初めは結構量がありますが、煮ていくうちに大根の角がとれてひとまわり小さくなるので保存容器にも入れやすくなります。

冷たい状態でも味がよく浸みていて美味しいので、再加熱しなくてもおつまみのように食べることもできますよ。本当に急いでいる時の「とりあえずのメニュー」としてパッと出せるので忙しいワーママでも役に立つはずです。

保存容器に入れたら冷蔵庫で3日程度は日持ちもするので、ちょっとした保存食として活用できますよ。お休みの日などに大根1本丸々使って、もっと大量に作って保存しておくのもアリです。

味付けにお酢が入っているので、子どもが食べられるかどうかは、私も少し不安でしたが、野菜嫌いの我が家の4歳児は食べることができました。お酢の酸味よりも、砂糖もたくさん入っていますし、ごま油や醤油のコクなどが勝つので酸っぱいのが苦手な子どもでも問題なく食べられると思います。

さいごに

寒くなってくるにつれて、大根も旬を迎え、より甘みが増してきます。お値段も安くなるので、家計の強い味方にもなってくれそうですね。是非、そんな大根を上手に活用して、美味しく味わってみてくださいね。