「麺屋Hululu」は「ハワイアンカフェのようなラーメン店」がコンセプト。個性が光るのは店内インテリアだけでは、もちろんない。ラーメンもまぜそばも、古川雄司店長の数々のこだわりが詰まった逸品だ。

つけ汁はラーメンの醤油ダレベースで

そのこだわりの一つが自家製麺。「かん水には独特のにおいがあるので、かん水を控えめにしつつ、コシが出るように工夫しています」と材料の配合や、季節によって変化する温度や湿度を考慮して麺を作る。「イメージとしてはそばのような麺です」とのこと。

こだわりの自家製麺

その麺で作ったまかないが、この「冷やしSOBA」。つけ汁は、メニューの「醤油SOBA」で使用する醤油ダレとスープに市販のめんつゆ少々を合わせたもの。

冷やしSOBA ラーメンの麺のはずが、薬味のワサビとショウガがなぜか合う

「出来たてよりも2日目が食べ頃」という麺はほどよく熟成して、香りとコシが際立つ。刻み海苔をトッピングすると、パッと見はそばのように見える。実際に食べると「そばのような、違うような…」といった、他にはないユニークな味わい。醤油ダレを使ったつけ汁との相性は抜群で、まかないといえども完成度が高い。

ハワイアンカフェをイメージした店内

●店舗情報
麺屋Hulu-lu(フルル)
所在地=東京都豊島区池袋2-60-7

◇外食レストラン新聞の2019年10月7日号の記事を転載しました。