紀文は12月25日から、20年正月商品を全国発売する。未経験の若年層など幅広い世代のおせち料理づくりを支援しようと、人気のおせちをアソートした簡便・適量のセット商品を提案する。またおせち料理と一緒に楽しむ、食卓を彩る「ごちそう」を意識したメニューも合わせて品揃えした。定番主力品のかまぼこでは、国産原料にこだわったシリーズを新パッケージで投入し、既存おせちユーザーの満足度向上を目指す。

盛り付けるだけで手軽にできる、簡便おせちシリーズとして「我が家のおせちセット 迎福」=写真(上)=と「同 福祝」の2品を新発売する。新規でおせちにチャレンジする楽しさ、継続可能な簡便さを訴求する。

「迎福」(希望小売価格2700円、税抜き)は3~4人向けファミリーサイズで、定番おせち4品に3品を加えた計7品をアソート。「福祝」(同1500円)は2人向け少量サイズで、定番おせち4品をアソート。ともにかまぼこ・伊達巻きなどは食べやすい厚みにカット済み。

「集いのごちそうシリーズ」は、おせちとともに正月の食卓を演出するメニューで構成する。家族団らんには、豚角煮まんと桃まんをセットにした「寿中華まんセット」、厳選したおでん種7種12品と汁の素をセットにした「寿割烹おでんセット」の2品を提案。

食卓の演出には、華やかさを添えるつまみメニューとして「あわび旨煮」「国産ばい貝旨煮」「帆立の白ワイン煮」「牡蠣のアヒージョ」の4品を取り揃えた。

かまぼこでは、国産原料にこだわった「甘鯛入りシリーズ」=同(下)は「紅白セット」のパッケージと一部配合の変更を行った。北海道近海で取れたスケソウダラすり身を使用し、国産アマダイをすり身にして混ぜることで食べやすいソフトな食感に仕上げた。「甘鯛入り伊達巻」も品揃えする。

◇日本食糧新聞の2019年9月25日号の記事を転載しました。