育児料理アドバイザーの菅智香です。ピーマンが嫌いなお子さん、多いかと思いますが、子どもは食材に興味を持てれば、それだけで口にするようになってくれます。そこで、今回は小さいお子さんでもお手伝いのできる、ピーマンを切らない、ピーマンそのままの姿が特徴のレシピをご紹介♪
下準備は1歳でもできる簡単なもの、そして食べる時もピーマンにフォークをブスっと刺して、かじりつくので小さいお子さんでも食べやすい! お料理の手伝いができて、自分で食べることができる。そうなれば、子どもはどんどん食べてくれます。子どもがピーマン嫌いになる前に、好き嫌い対策を始めませんか。

丸ごとピーマン煮浸しの作り方

【材料】(2人分)
ピーマン 4個
揚げ油 適量
めんつゆ(3倍濃縮タイプ) 2/3カップ
水 2/3カップ

【作り方】
1.ピーマンは水洗いして、水滴をふき取る。

2.ピーマンを指で押して、破裂防止の穴を開ける。

3.めんつゆと水を合わせて漬け汁を作っておく。
4.フライパンに油を入れ、強めの中火で加熱する。
※フライパンの底から2cm程度くらいの油が入っていれば大丈夫ですよ。
5.油が温まったら(1)を入れ、全体に火が通るまで揚げる。

6.揚がったら(3)に入れて漬け汁を絡め、粗熱が取れたら完成。

ピーマン嫌いを防ぐにはお料理のお手伝いが大事!1歳からできます

子どもが食に興味を持つ一番良いきっかけは、料理のお手伝いです。お母さんといっしょにお手伝いができる、これだけで興味を持ち、自分で作ったと思えば、パクパク食べるきっかけになります。

今回ご紹介したレシピの工程で、子どもができるお手伝いポイントは以下の4点です。
・ピーマンを洗う
・ピーマンの水滴をふく
・ピーマンに切れ目を入れる
・めんつゆと水を合わせる

包丁や、火を使う工程が上記にはありませんので、すべての工程が1歳くらいからお手伝い可能です。我が家も、娘が1歳になってから、この料理を作る時は必ず手伝ってもらっています。

そのおかげで、娘はピーマン大好き! 今ではスーパーに行くたびピーマンを見つけては、食べたい! と、せがんできますよ♪

ピーマンはタネとワタに栄養たっぷり!丸ごとたべよう

ピーマンを調理する時、タネとワタ、取り除いていませんか? 実はピーマンの栄養がもっとも詰まっている部分は、この捨てているタネとワタなんです。だから、「楽をする」ということでなく、栄養の面からみてもピーマンは、ぜひ丸ごと食べましょう。

また、ピーマンを丸ごと調理し、その状態にかじりつくことで、ピーマンの中が空洞になっていること、ヘタにタネとワタがついていること、こういったことを学び、食育につながっていきます。

現代の子は、野菜の断面を見ても何かわからない、そんな子が増えているといわれ、義務教育の中でも食育に力を入れる学校が増加しています。成長期のお子さんに是非伝えていきたいですね。

そして、今回は3色のピーマンを使いましたが、これもフォトジェニックということだけでなく、子どもに興味を持ってもらうためのポイントです。

「このピーマンは赤いね」「これは緑だね」そんな話をしながら、下準備を進めてみてください。年齢が低いお子さんであれば色に興味を持つきっかけにもなりますよ♪

子どもは自分で食材に触れる、料理をする、そういったことで興味を持ってくれます。自分でやるより、時間はかかってしまいますが、好き嫌いなく食べてくれるようになれば、結果、ママの食事準備もとっても楽になりますよ。ぜひ1歳から一緒にお料理を始めてみてください♪