はじめまして。キッズ食育トレーナーの石井千賀子です。働くお母さんの中には、夏休み中の子どものお弁当を作るという方も少なくないと思います。毎日のお仕事とお弁当作りは大変ですが、簡単で栄養のあるお弁当を持たせてあげたいですよね。卵はタンパク質が豊富で、子どもの成長には大切ですし、彩りもよくなるためお弁当には欠かせない食材です。「卵焼き」は多くの方がお弁当メニューにしていると思いますが、その卵焼きの栄養をアップさせ、残暑を乗り切るお助けメニューにしてみませんか? 今回は、包丁いらずの卵焼きアレンジレシピを4つご紹介します。

脱マンネリ!桜エビと青のりの中華風卵焼き

カルシウムたっぷりの桜エビ。成長期の子どもたちにはぜひ積極的に摂ってほしい食材です。中華風にアレンジしているので、甘い卵焼きからちょっと「脱マンネリ」を目指せます。

【材料】2人分
●卵 2個
●桜エビ 2g(小さめの桜エビがおすすめです)
●青のり 小さじ1
●中華顆粒だし 小さじ1
サラダ油 適量

【作り方】
1.●の材料をすべて混ぜ合わせる。
2.卵焼き用フライパンを中火で熱し、サラダ油を入れ、キッチンペーパーで余分な油をふき取る。
3.やや火を弱めて、(1)を1/3量流し入れ、完全に火が通る前に奥から手前に巻いて奥に移動させる。
4.(3)の工程を同様に2度繰り返し、火を止める。
5.キッチンペーパー(あれば巻きす)にのせ、形を整え冷ます。

夏野菜も食べてほしい!オクラとベーコンの洋風卵焼き

オクラは夏野菜の代表選手。濃く鮮やかで、産毛が生えているものがおすすめです。サラダで食べるのは苦手なお子さんもベーコンと組み合わせることでおいしく食べられますよ。

【材料】2人分
●卵 2個
●オクラ 2本
●ベーコン 2枚
サラダ油 適量

【作り方】
1.オクラはヘタの部分をハサミで切る。
2.オクラを耐熱皿にのせ、ラップをして電子レンジ(600W)で30秒加熱する。
3.卵をボウルに割り、溶いておく。
4.卵焼き用フライパンを中火で熱し、サラダ油を入れて、キッチンペーパーで余分な油をふき取る。
5.やや火を弱めて、(3)を1/3量流し入れ、完全に火が通る前にベーコンとオクラを置き、奥から手前に巻いて奥に移動する(ここでは卵焼きフライパンを横に使っています)。

6.(5)の工程を同様に2度繰り返し、火を止める。キッチンペーパー(あれば巻きす)にのせ、形を整え冷ます。

Point!
ベーコンは塩気やうまみがたっぷりあります。卵に下味をつけずに済むのも時短です。他にも、インゲンや人参でもおいしくできますよ。

手軽に魚がとれるはんぺんの卵焼き

はんぺんは白身魚のすり身を使用しているのでタンパク質も豊富。フワフワの食感もくせになります。

【材料】2人分
●卵 2個
●はんぺん 1/2枚
サラダ油 適量

【作り方】
1.卵とはんぺんをポリ袋に入れ、卵と混ざるように揉む。

2.卵焼き用フライパンを中火で熱し、サラダ油を入れ、キッチンペーパーで余分な油をふき取る。
3.やや火を弱めて、(1)を1/3量流し入れ、完全に火が通る前に奥から手前に巻いて奥に移動する。

4.(3)の工程を同様に2度繰り返し、火を止める。
5.キッチンペーパー(あれば巻きす)にのせ、形を整え冷ます。

Point!
はんぺんのフワフワの食感を残すために、揉みすぎず、形が残る程度がおすすめです。

ちくわとカニカマの卵焼き

ちくわは安価でサラダや副菜に使いやすい食材です。ちくわの穴に色味のあるカニカマを詰めて卵で巻くことで、お弁当が一気に彩りよく華やかになりますよ。

【材料】2人分
卵 2個
ちくわ 1本
カニカマ 2本
サラダ油 適量

【作り方】
1.ちくわにカニカマを詰める。

2.卵をボウルに割り、溶いておく。
3.卵焼き用フライパンを中火で熱し、サラダ油を入れ、キッチンペーパーで余分な油をふき取る。
4.やや火を弱めて、(3)を1/3量流し入れ、完全に火が通る前に(1)のちくわをのせる。奥から手前に巻いて奥に移動する。
5.(4)の工程を同様に2度繰り返し、火を止める。
6.キッチンペーパー(あれば巻きす)にのせ、形を整え冷ます。

Point!
ちくわに詰める食材は、チーズやインゲンもおすすめです。

さいごに

お弁当のお助けレシピとしてご紹介しましたが、短時間でできる夕飯のおかずにも十分なります。お仕事を終えた後の夕飯のおかずの一品として、包丁を使わず完成する卵焼き、お試しいただけると嬉しいです。

また、卵焼きはお子さんが「作ってみたい!」ものの一つかと思います。フライパンで卵を巻くのが難しい月齢のお子さんには「卵を割る」「混ぜる」といったお手伝いをお願いするだけでも子どもの満足度は上がります。お休みの朝食など、お子さんと一緒に作ってみてくださいね。