こんにちは!元保育士の幼児食インストラクター、山口礼です。今回は、夏だからこそ食べたい麻婆なすレシピです。夏野菜として人気のなす。お手頃価格で売られていて、ぜひ食卓に取り入れたいですよね。
なすといえば麻婆なす! でも、辛くて子ども向きじゃないのでは…と思われるかもしれません。今回は、辛味調味料は使わず、みそを入れたまろやかで食べやすい麻婆なすレシピをご紹介します! 我が家でも子どもに人気の、コロコロ麻婆なす丼へのアレンジもおすすめですよ。

作り置けば、レンチンですぐメインが完成!

麻婆なすは作り置きもできます。保存容器に入れて冷蔵庫に置いておけば、食べたい時にレンジで温めてすぐ食べられますよ。冷蔵保存の目安は3日です。

最後にとろみをつけて仕上げるので、お弁当に入れても汁もれせず安心です。野菜もとれる人気副菜として重宝しますよ。

【材料】(3人分)
なす 4本
豚ひき肉 200g
長ねぎ(白い部分) 1本
にんにく 1片
しょうが 1片
油 大さじ3
みそ 大さじ1
☆水 150ml
☆鶏ガラスープの素(顆粒) 大さじ1
☆しょうゆ 小さじ1
☆酒 大さじ1
水溶き片栗粉 片栗粉大さじ2+水大さじ2
ごま油(お好みで) 小さじ2
飾り用の刻みねぎ(お好みで) 適量

※材料は数が多くあるように見えますが、フライパンにどんどん入れていくだけなので、手間は少ないです。

【作り方】
1.なすは大きめの一口大くらいの乱切りにする。長ねぎは粗みじん切り、にんにくとしょうがはみじん切りにする。

2.フライパンに油となすを入れる。火をつけない状態で、なす全体に油が絡むように混ぜる。

※ポイント!
なすは、油をたくさん吸います。油を適量で済ませられるように、最初になす全体に油をまとわせます。

3.フライパンに火をつけ、なすをよく焼く。よく焼くことで、甘みを出します。

よく焼けたら、いったんフライパンから取り出しておきます。

4.同じフライパンに豚ひき肉、にんにく、しょうがを入れて炒める。肉に火が通ったら、長ねぎとみそを投入する。

サラダ油を追加しなくても、豚ひき肉から出てくる油で炒められます。もし焦げが心配になったら、小さじ1くらいのサラダ油を追加してください。

※ポイント!
ここで肉をよく焼くことが、おいしく仕上げる秘訣です! 食べた時に、肉の食感がアクセントになりますよ。

5.☆を入れて煮込み、水溶き片栗粉を加えてとろみをつける。お好みでごま油をかけ、刻みねぎを散らす。

仕上げのごま油がいい仕事をしてくれますよ!香ばしい風味が加わります。

大人用には、ラー油を少し回しかけます。すると一瞬で辛みが加わり、ビールに合うおかずに大変身しますよ! 子ども用と大人用を別々に作るのは大変ですが、これなら後から辛さをちょい足しして食べ分けできるレシピなので、便利です。

ナスの苦手な子どもに!コロコロ麻婆なす丼

なすのフニャっとした食感が苦手という子どもも多いですよね。そんな子どもにはコロコロ麻婆なす丼がおすすめです!

作り方の(1)のところで、なすを乱切りではなく、1cm角の小さめサイズにカットして、コロコロ状にします。あとは、レシピ通りに作るだけです。

なすとひき肉をとろみのあるあんが包むので、なすのフニャっとした食感を気にせず、おいしく食べられます。

麻婆なすを白ごはんにかけて麻婆なす丼にすれば、野菜もお肉もごはんも一緒に食べられて栄養面も安心ですね!

大人の私も、むしろコロコロ麻婆なすのほうが食べやすくて好きです(笑)。大人にも子どもにも人気のおかずのできあがりです。

最後に

なすを使った人気おかず「麻婆なす」のレシピとアレンジをご紹介しました。夏の時期、なすはおいしくてお得なので、ついつい買ってしまいます。でも、使いきれず冷蔵庫で余らせてしまいがちでした。レパートリーも、煮浸しや焼きなすなど、少し大人向きのものが多くて、どうやったら子どもも食べてくれるかなと考えていました。

それが、子どもも食べられる麻婆なすを食卓に出してからは、一気に夏の人気おかずに出世しました(笑)。なすが苦手だな…というお子さんにも、ぜひお試しいただきたいレシピです!