いよいよ梅雨が明け本格的な夏が到来しましたね。夏はつるりと喉越しのよい冷奴が美味しい季節ですが、いつも同じ薬味で楽しむだけでは飽きてしまいますよね。実は、冷奴は和にも洋にも様々なアレンジができる優秀なおかず。今回はおかずの一品としてはもちろん、おつまみにも、また冷奴ごとごはんにのせて「丼もの」としても楽しむことのできるアレンジ方法をご紹介します。

まずは定番「ネバネバ食材」のせ冷奴

冷たくてのど越しのいい冷奴は、食欲を失いがちな夏でも食べやすいおかずの一つ。本格的な暑さが到来する前に、疲労回復効果や免疫力アップが期待できる「ネバネバ食材」を冷奴にのせて、夏バテ防止をめざしましょう!

【作り方】

納豆、オクラ、山芋、めかぶ、モロヘイヤ…など、どれを選んでも、どう組み合わせても大丈夫。オクラやモロヘイヤは茹でて、それ以外の食材はそのままみじん切りして冷奴にのせれば完成です。

少し手間をかけられるときは、大葉やみょうがなど香りのある野菜を加えたり、きゅうりのみじん切りなど食感のある食材を加えたりすれば、より味わい深くなり、食べごたえも増えるのでおすすめです。味付けは、ポン酢、めんつゆ、お醤油、めかぶ、納豆付属のタレなどお好みでつけましょう。

がっつり食べたいときの豚しゃぶキムチ

メインおかずとしてがっつり食べたいときにおすすめなのが、豚しゃぶキムチです。「豆腐+キムチ+豚肉」の組み合わせはよく見かけますが、炒めたりしなくても、ポイントをおさえることでぐっと美味しくヘルシーに仕上げることができますよ。

<ポイント1>豚肉は「酒:水=1:1」で茹でる!

「豚肉を茹でるのに酒をたくさん使うなんてもったいない!」と思うかもしれませんが、本当においしく仕上がるのでぜひ一度お試しください。小さめの鍋に酒と水を1:1の割合で注ぎ、塩をひとつまみ加えます。※肉をくぐらせることができる程度の量で問題ありません。

【作り方】

1.酒と水を1:1の割合で入れた鍋を中火にかけ、煮立ったらすぐに火を弱め、豚肉を入れて色が変わるまで静かに茹でる。

2.火が通ったらザルなどにあげて冷まします。茹で上げた豚肉にはほどよく塩がきいているので、水にくぐらせずに冷ましましょう。

<ポイント2>豆腐にはあらかじめ「ごま油たらり」と「塩ぱらり」をしておく!

豚肉にもキムチにも味がついているから、お豆腐はそのまま…と考えがちですが、ぜひ、豆腐にもごま油と塩で味付けしてみてください。このひと手間で、炒めるよりずっとヘルシーなのに豚肉やキムチに負けることなく、香り豊かで満足感のある仕上がりになるはずです。

変化球「アボカド+オリーブオイル+わさび+レモン」

個人的にすごく好きなのがこの組み合わせ。「アボカドをわさび醤油で食べるとおいしいよ」と聞いてからすっかり虜になり、そこにある日オリーブオイルが加わり、豆腐が加わり、レモンが加わり、完成しました。

さらにおすすめなのが、これを玄米ご飯+レモンにのせる食べ方。誰に話しても「美味しくなさそう!」と言われますが(笑)、食べているのを一口あげると、みんなが「なにこれ美味しい!」と言うので、ぜひお試しを。

【作り方】

玄米ご飯にレモンをたっぷり絞って、食べやすい大きさに切ったアボカド、豆腐をのせ、オリーブオイルをかけ、醤油をかけ、わさびを添えれば完成です。

子どもも大人も大好き!ごま油で炒めた長ねぎをジュっとかけた「地獄豆腐丼」

我が家でパパにも子どもにも大人気なのが、この地獄豆腐丼。ごま油で炒めた長ねぎを、アツアツのまま油ごと「ジュっ」とかけて仕上げるので「地獄豆腐」と呼ばれています。

【材料】(1人分)
温かいご飯 150g
白炒りごま 適量
塩 少々
絹豆腐 100g(1cm幅で切る)
ハム 2枚(粗みじん切り)
ザーサイ 3~4枚(粗みじん切り)
長ねぎ 1/2本
ごま油 大さじ1/2
海苔 適量

【作り方】

1.ご飯に白ごまと塩を振りかける。

2.豆腐、ハム、ザーサイをのせる。

3.フライパンにごま油を熱し、長ねぎがしんなりするまで炒める。

4.長ねぎを油ごと(2)にかけ、食べる直前に海苔をちぎってふりかける。

まとめ

いかがでしたか。今回ご紹介したアレンジ方法は、どれもそのまま食べれば立派なお惣菜のひとつに、ご飯にのせればこれ一品で満足できる丼ものに、と大活躍です。しかも、ご飯だけでなく、素麺のアレンジにも活用できるものばかりです。ぜひ試してみてください。