旬の魚は安くて栄養たっぷり。子どもの成長のためにも積極的に食卓に取り入れたい食材です。我が家の3歳の娘は好き嫌いが多く園の給食も残すことが多いのですが、そんな娘もパクパク食べる夏が旬のアジを使ったフライパンレシピを3つ紹介します! 好き嫌い克服に役立ったポイントもぜひチェックしてください。

パン粉焼き 粉チーズが決め手!わが家のヘビロテメニュー

簡単パン粉焼きは夏の我が家のヘビロテメニュー。

塩を振ったアジを溶き卵にくぐらせ、粉チーズとパン粉を1:5の割合で混ぜたパン粉をまぶしてフライパンで揚げ焼きしただけです。火の通りが早いので5分ほどで両面に焼き色がつき完成です。

ポイントは粉チーズとオリーブオイルをたっぷり使うこと。我が家の娘はシンプルな味付けが好きなので塩と粉チーズとパン粉のみで仕上げています。ハーブソルトやパセリもとても相性が良いです。

塩の代わりにハーブソルトを使い、オリーブオイルににんにくの薄切りを入れて香り付けすると一気に大人の味になります。

粉チーズに塩気が多く含まれているので、下味をつける際には塩を控えめに振り様子をみてください。

カレームニエル バターでソテーすればさっくり

塩を振ったアジに小麦粉と少量のカレー粉をまぶしてバターでソテーすれば簡単にカレームニエルが完成。バターとカレーの香りによって魚の臭みが消えるので子どもにおすすめの味付けです。

子どもが食べやすい一口サイズに切ってから調理するとサクッとおいしい面積が増えるので食べがいいですよ。こちらも有塩バターを使う場合は、下味の塩を控えめにして調整してください。

味噌のアジバーグ お刺身が余った時におすすめ

3枚におろした切り身のアジから皮を剥ぐ場合、皮部分に残った身をそいで集めてアジバーグを作ります。また、アジのお刺身が余ったときにもおすすめのメニューです。こちらは、アジを粗みじん切りにして味噌と和え、固めて焼いただけ。

大人には生姜の粗みじんを加えて青じそで巻くのがおすすめ。なめろう風の味になりビールやお酒のあてにもぴったりです。

アジの下処理方法

紹介した3つのレシピに共通の下処理を紹介します。

とくに変わったことはしていませんが、三枚におろした後に骨を取り除き、塩を振ります。

ポイントは子どもが食べるので骨が少しも残らないように取り除くこと。また、子どもが魚の皮を苦手に感じる場合は皮も取り除きます。

私はいつもスーパーですでに三枚におろされたアジを買ってきて、身の真ん中の血合いに沿って包丁を入れ、横半分に切っています。

処理されたアジに骨が残っているのはこの血合いの部分ですので、半分に切った後に1本ずつ取り除くと、取り残しが少ないです。同時に皮も剥いでおきましょう。皮に身が残った場合はそぎ落としておくと、アジバーグに使えます。

好き嫌いの多い娘が魚を食べたきっかけ3つ

我が家の3歳の娘は好き嫌いが多く、一度も箸をつけずに残すおかずも少なくありません。そんな娘がアジのパン粉焼きはパクパク食べてくれます。娘がアジを好きになったきっかけがいくつかあるので最後に紹介します。

1つめは、スーパーの魚売り場で並んでいたアジを「3枚におろしてください」と店員さんにお願いして購入した経験。休みの日に一緒に魚売り場に行った際、店員さんにお願いをして処理をしてくれたのが楽しかったようで、「またお魚買いたい」と言うようになりました。

2つめは『からだにおいしい魚の便利帳』という大人向けの本を一緒に読んだこと。高橋書店から出ている「便利帳シリーズ」は魚や野菜などの食べ方や旬、栄養価などが書かれている人気シリーズ。大人向けですが、「アジの旬は夏だよ」「夏が終わったらどうするの」「秋になったらさんまをたべようね」と子どもが食べることに興味を持つのに役立っています。

3つめは味付けではなく食感に注目したこと。娘は2歳のころから鯛が好きではなく、甘く炊いてもシンプルに塩焼きをしても食べてくれませんでした。でも鯖は食べていました。どうやら鯛の味ではなく食感が気に入らなかったようです。それ以来、なるべくさっくりと噛み切りやすい食感に仕上がりやすい魚料理を心がけています。

以上、参考になれば幸いです♪