働くママを応援する「たべぷろ」では、小さい子どもをもつママライターによる座談会を開催しました。テーマはずばり「働くママのズボラ飯」。ズボラとは辞書では「行動・性格がだらしないこと」。つまり「無精! じだらく! なげやり!」 
いやしかし、仕事をしながら子育てをするのが当たり前となった現代、たべぷろが考えるズボラにもはや罪悪感など一切ない。つまり「早い! 楽! うまい!」(楽は“ラク”であり“楽しい”の意)。すぐにでもマネしたいズボラ飯が次々とびだします。ぜひ参考にしてみてください。

LINEを使ってワーママ座談会を開催!

【出席したワーママライター】(名前・子どもの年齢)
大熊ね子 2歳女
ひなた葵 4歳女
李亜民 7歳女、6歳女
つくね 3歳男
三柴千果 6歳男
おにぎりん 11歳男、15歳男
こがねまろん 8歳女、5歳男
ゆき 1歳女
sana 4歳女、1歳女
たべぷろ編集部員S 6歳女、2歳男
たべぷろ編集長・貞苅 5歳女

ホットケーキミックスになんでも入れちゃえ!

貞苅:うちのズボラ飯といえば、レンチンしたもやしに納豆を和えただけの「もやし納豆」が5歳の娘に大人気(笑)。ダンナからは不評ですが…(汗)。これだと、もやし半袋くらいペロリと食べてしまいます^^;

編集部員S:うちの6歳の娘は「つけ麺」です。中華麺をゆで、タレは市販の鍋の素に乾燥野菜などを入れるだけ。他に人気なのは、残ったお味噌汁にご飯を入れ、卵を落とす「味噌汁ぶっかけ卵ごはん」。外ではちょっとやってほしくないけど(笑)。2歳の息子は緑の野菜を全く食べないので、HM(ホットケーキミックス、以下HM)に混ぜて焼いてあげちゃいます(汗)

大熊:我が家は、「納豆×もどしただけのひじき×海苔」を混ぜたもの。2歳の娘が偏食で緑の食品群を食べないので、苦肉の策で作ったのですが、思いのほかパクパク食べてくれました(笑)。我が家でも「野菜入りパンケーキ」はよく作ります! ほうれん草、にんじん、かぼちゃ、バナナ、納豆やツナまで、何でも入れています。一品でいろいろな栄養が摂れるのがいいですよね。

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ひなた:うちの4歳の娘、超偏食です。甘さでごまかして野菜を食べさせています。「味噌汁ぶっかけ卵ごはん」はうちもよくやります(笑)。風邪の時とか特に。

:6歳と7歳で年子の娘がいます。我が家では「韓国流スープぶっかけごはん」が人気です。わたしが在日コリアンなのでスープ、よく作ります。わかめスープはお祝い膳でも作りますが、普段の日も作るのでご飯にかけて、キムチを入れてよく食べています。「ダシダのたまごスープもご飯にぶっかけ」で食べます。おうちにある野菜をなんでも放り込んで作ります。これがご飯とスープで作るクッパです! ちなみに「ダシダ」は、韓国料理には欠かせないおいしさの決め手となる粉末調味料です。

つくね:我が家は「余りものを何でもご飯に乗せる」メニュー。和食系ならネギとかきざみ海苔、洋風ならマヨネーズ、ケチャップ、チーズ、ガーリックパウダー、韓国風ならごま油、キムチなどなど、手間のかからないもので “残り物の味変” します!

三柴:6歳の息子には、「なんちゃってもんじゃ焼」をよく食べさせます。水、顆粒だし、かつおぶし、小麦粉、ソース、キャベツだけで作るのですが、余りものをみじん切りにして入れます。おやつ時はベビースターを入れるなどアレンジは無限です。ホットプレートは面倒なので、フライパン調理で…。

おにぎりん:うちは「スライスしたお餅&キムチ&ピザ用チーズ入りもんじゃ」を作ります。ホットプレートで、テーブルの上でワイワイ楽しんで調理しながら食べられるズボラ飯です。

こがね:HMににんじんを混ぜてフライパンで焼くこともあれば、「たこ焼器でコロコロ焼くHM」にしたりもします。

ゆき:うちの1歳の娘にもHMを使ってよく野菜を食べさせます。うちの子は「HMで作る人参蒸しパン」が一番お気に入りみたいです。いっぱい作って冷凍しておやつとかにチンして食べさせます! たこ焼き器でパンケーキは思いつきもしなかったです! 楽しそうです。

三柴:うちは餃子好きなのですが、包むのが面倒で…。だから「包まない餃子3種」! 1つめが、たねだけフライパンに敷き詰めて作る大きなハンバーグ。2つめが、フライパンに餃子の皮を敷き詰めてたねを乗せ、水入れて蓋をして焼くだけ。3つめが、醤油で味付けしたたねで作る餃子そぼろ。

缶詰はストックしておくと便利な最強アイテム

おにぎりん:ズボラ飯で欠かせないのは、やはり缶詰ですよね。

こがね:そうそう! フライパンにツナ缶を開け、少量のしょう油、みりんか砂糖を加えて甘じょっぱく煮詰めた「甘辛ツナ」。これをご飯に乗せて食べます。シャケと合わせて二色丼にしています。朝ごはんにときどき登場します。

つくね:ツナを煮詰めるの、うちでもやります! うちは「味噌味ツナ」です。魚のたんぱく質が手軽にとれるし、子どもが好きな味でいいですよね。

ゆき:料理するのがしんどい時にはミックスベジタブルや冷凍カット野菜のほうれん草、鶏ささみの水煮缶を炒めて、ごはんを入れてケチャップで味付けして「チキンライス」にしてよく食べさせます。まな板や包丁使わないので楽チンです。

編集部員S:魚が手軽にとれるのは嬉しいですよね! うちもシャケ缶、サバ缶、ツナ缶は多用します。マヨであえて食パンに乗っけてチーズを散らしてピザ風にしたり。

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洗い物を減らす工夫はズボラ飯の基本!

つくね:まな板、包丁を使わないのはとても大事です(笑)。魚を食べさせるために、うちでは「煮干し粉」もよく使います! ご飯に混ぜるだけでも食べられます。

sana:4歳の娘は小さい頃、とにかく偏食で困っていました。納豆と豆腐とかぼちゃならバクバク食べるのでそればかりになることも…。「パックのままの納豆」「めんつゆかけた豆腐」「チンしてスプーンですくって食べさせるかぼちゃ」とか。

おにぎりん:パックのままで食卓に乗る納豆は我が家も常連です。

sana:特にお肉を食べてくれなくて。食べても噛んでからペッと塊を吐き出されていました。どうやら飲み込みにくいのがイヤみたいで。離乳食のレシピをいろいろ探して作っても、全然食べてくれなくてヘトヘトになっていました。でも、カレーにしたら食べるんです!

貞苅:離乳食にカレー!

sana:野菜炒めとか煮物とかサラダとか、「なんでも刻んで煮込むカレー」にしていました。あのころの気分はインド人でしたよ。ちょっとでも大きい具は食べてくれないので、刻むのが面倒くさい時はブレンダーでスムージー状にしていました。

sana:うちもツナ缶は必ずあります。いつも水煮か油漬か迷うんですが、家族に人気があるのは油漬です。

おにぎりん:子どもは脂っこいほうが好きですよね。

三柴:うちの子はツナの食感を嫌がるのですが、なぜかサラダチキンはいけるので缶詰を買っています。時間のない朝とかは缶詰って、助かりますよね。

編集部員S:魚といえば、しらすも多用します。「ご飯にしらすをたっぷり乗せて、温泉たまご乗せ」で出すと「わぁー!」と盛り上がります(笑)。うちもツナは油漬です。コクが出るので、料理しやすいですよね。水煮より食べてくれます。

大熊:まな板、包丁を使わず洗い物を減らすのは基本ですよね! 最近わたしのブームのズボラ飯は「レンジで作るオムライス」です。大きめの耐熱容器にご飯を入れて、ウインナーをハサミでチョキチョキ。解凍したほうれん草やミックスベジタブルを入れて、ケチャップとコンソメを混ぜ混ぜ。ご飯を平らにした上に溶き卵をかけてレンジでチン! 子どもの分を取り分けて自分はその容器で食べれば、洗い物はホント最小限で済みます(笑)。

ゆき:ツナ缶はうちも多用します! ゆでたにんじん、玉ねぎ、じゃがいもとツナを混ぜてポテトサラダとかにすると、野菜をめっちゃ食べてくれます。うちはまだ1歳なので油は控えてツナは水煮缶ばかり保管しています。油漬が恋しいです(笑)。

三柴:鍋でお湯を沸かしてカレールーを入れて、ミックスベジタブルと鯖缶を入れておしまいにすることもあります。トマト缶があればそれも。

編集部員S:ほかにも、もやしやカット野菜をフライパンに敷き詰め、上にしゃぶしゃぶ用の肉をかぶせ、フタして作る「野菜たっぷりしゃぶしゃぶ蒸し料理」。ポン酢で食べればヘルシーです! フライパンごと食卓に出せばズボラ度アップでなおよし!

(一同爆笑!)

ひなた:HMを薄く焼いてクレープにして、ツナ缶、チーズ、マヨで「おかずクレープ」も子どもが喜びます!

三柴:サバ缶は、味付けなしを常備して、フライパンでさっと水気を飛ばして塩こしょうし、野菜とマヨネーズを合わせ、パンに挟んで「なんちゃってサバサンド」もやります。バルサミコ酢とかマスタードを入れるとよりおいしいのですが、面倒なのでだいたいマヨネーズにしてしまいます。

ゆき:耐熱容器の中だけで作れる料理は、もう本当に大助かりです。もちろん自分は容器のまま食べるという(笑)! で、野菜料理をよく作ります! もやしやピーマンなどの野菜を容器に入れてチンして麺つゆをかけてみたり、ポン酢とマヨネーズをかけてみたりして副菜を作ります。

次回に続く