2歳の娘をもつズボラ主婦ライターの大熊ね子です。2歳児はまだまだ食べムラがあり、野菜を食べないといった悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか? 特に、忙しい朝に作ったご飯を残されるとやるせない気持ちになりますよね。今回は、簡単に作れていろいろな食材でアレンジもできる、朝ごはんにおすすめのホットケーキレシピをご紹介します。

わが家も2歳娘の献立に悩む日々が

我が家の2歳の娘は食べムラがひどく、野菜も果物もほとんど食べてくれません。離乳食期は朝ごはんも張り切って作っていましたが、残されるようになってからはついつい手抜きに。大好きな食パンも具をのせると食べず、食パンをそのまま出すという時期もありました。

こんな朝ごはんでいいのかな…と悩んで周りの2歳児をもつママに聞いてみると、同じような悩みを持つ方はやはり多いんですね。朝ごはんの献立は市販の野菜入りスティックパンとヨーグルトや、食パンと果物で済ませるという方も案外いるようでした。我が家だけではないんだ、と少し安心。

なので、パンだけの朝ごはんでいいのか悩んでいるママには「大丈夫、あなただけじゃないですよ!」と声を大にして言いたいです。とはいえ、毎日市販のパンばかりではやっぱり栄養面も心配ですよね。そんな方には、いろいろな食材を使えて簡単にできちゃうホットケーキがおすすめです。

わが家で常備している自家製ホットケーキミックスのレシピ

忙しくて凝った朝ごはんは作れないけれど、できるだけ栄養のあるものを食べてほしいときは、ホットケーキにいろいろな食材を混ぜてしまいましょう。野菜の食感や風味が苦手なお子様も、ホットケーキに混ぜれば意外と食べてくれたりしますよ。

ホットケーキは冷凍保存ができるというのも嬉しいポイント。休日や前日の夜など時間があるときにまとめて焼いて、1口大に切ってフリーザーバッグに入れて冷凍しておけば、好きなときに好きな分だけ取り出せるので、朝ごはんだけではなくおやつとしても大活躍。

我が家では、自家製ホットケーキミックスを常備しています。市販のホットケーキミックスだと小分けにされたものが中途半端に残ってしまったり、つい買い忘れてしまったりということがありますが、自家製ならいつでも作り足すことができます。

また、市販のものは添加物が気になるという方にもぴったり。材料はたったの5つで、小麦粉をふるったりする手間も不要です。

【材料】
砂糖 100g
片栗粉 30g
ベーキングパウダー 大さじ2
塩 少々
小麦粉 他の材料と合わせて合計600gになるまで

【作り方】
1.小麦粉以外の4つの材料をそれぞれ量る。
2.大きめの容器に(1)で量った材料をいれ、小麦粉を合わせて600gになるまで入れる。
3.容器にフタをしてシャカシャカと振って混ぜたら完成。

朝ごはんといえば納豆!納豆ホットケーキのレシピ

朝ごはんの定番、納豆もホットケーキにしてしまいましょう! 自家製ホットケーキミックスは甘さ控えめなので、おかず系の食材を混ぜてもおいしく食べられます。今回は、ほうれん草と桜エビも混ぜてみました。

2歳の娘は納豆が大好きなのでそのまま入れていますが、苦手なお子様はひきわり納豆を使用すれば納豆のくせも少なくなり、食べてくれるかもしれません。

【材料】4~5食分(約20cm 2枚分)
ホットケーキミックス 120g
卵 1個
納豆 1パック
冷凍ほうれん草 40g
桜エビ 5g
牛乳 60g

【作り方】
1.ほうれん草は電子レンジ(600W)で40秒ほど温めて解凍し、軽く水気を絞り、キッチンばさみか包丁で細かく刻む。桜エビも食べやすいようキッチンばさみか包丁で軽く刻んでおく。
2.納豆は混ぜておく(タレやからしは入れない)。
3.ボウルの中にホットケーキミックスと卵、(1)、(2)の材料をすべて入れて混ぜる。

4.牛乳を2~3回に分けて入れ、粉っぽさがなくなるまで混ぜる。
5.温めたフライパンに液を流し入れて弱めの中火で焼き、表面にプツプツと穴ができて端が乾いたら、裏返して焼く。

時間がないときにおすすめ!簡単バナナホットケーキ

特に忙しい日の朝ごはんは、できるだけ下ごしらえの少ないものがおすすめです。バナナとすりごまのホットケーキは、バナナの甘みとごまの香ばしさが絶妙にマッチ。さらに、きなこやヨーグルトなどをプラスしてもおいしいですよ。

【材料】
4~5食分(約20cm 2枚分)
ホットケーキミックス 120g
卵 1個
バナナ 1/2本
すりごま 大さじ2
牛乳 80g

【作り方】
1.バナナをフォークでつぶす。バナナの風味や甘みが残るよう粗めにつぶすのがおすすめ。
2.ボウルにホットケーキミックス、卵、バナナ、すりごまを入れて軽く混ぜる。

3.ボウルに牛乳を2~3回に分けて入れ、粉っぽさがなくなるまで混ぜる。
4.温めたフライパンに液を流し入れて弱めの中火で焼き、表面にプツプツと穴ができて端が乾いたら、裏返して焼く。

アレンジは無限大!オリジナルホットケーキ作りのコツ

今回ご紹介したレシピ以外にも、お好みでアレンジできるのがホットケーキの魅力。ミックスベジタブルや、スライスした玉ねぎやじゃがいもなどの野菜を混ぜてケチャップをかけてもおいしいですし、お子様の好きなりんごやみかんを入れて甘いホットケーキにしても。毎日ホットケーキでも、食材や味が違えば飽きずに食べてくれますよ。

最後に、ホットケーキをアレンジする際のコツを2つご紹介します。

<1>水分の多い具材の場合、牛乳の分量は減らす

混ぜる食材によって牛乳の量は変わります。ホットケーキミックスの約9割の分量の牛乳を基本として、そこから水分量の多い野菜や果物の分だけ減らすと成功しやすいです。生地のかたさは、持ち上げたときにとろりと落ちるくらいが理想。

とはいえ、たとえ牛乳を入れ過ぎてしまっても、ぺたんこな仕上がりではありますが、ちゃんとホットケーキにはなりますので、失敗を恐れずいろいろな具材に挑戦してみてください。

<2>食感のある野菜は事前にレンジでチン

人参や玉ねぎなどの野菜は生のままホットケーキに入れると中まで火が通りきらないことがあります。野菜の硬さや食感が嫌いなお子様にとっては食べにくいので、事前にレンジで火を通しておくことをおすすめします。

食べムラがひどく、野菜や果物は口から出してしまう2歳の娘も、ホットケーキに混ぜればペロリと食べてしまいます。また、少し余裕のあるときは星やハートで型抜きをすると喜んで食べてくれますよ。同じように2歳児の食べムラに悩む方の朝ごはんレシピの参考になれば幸いです。