梅雨入りし、キッチンに立っているだけで暑くて汗をかいてしまう季節になりましたね。私も必死でご飯づくりをして食卓についたら体はぐったりという日も多いです。そこで「夕食づくりが楽になる」という口コミを読んでsiroca(シロカ)の電気圧力鍋を購入してみました。通常の圧力鍋との比較、実際に使ってみて感じたメリットとデメリットを紹介します。

メリット1:キッチンが暑くならない

まず感じたのはキッチンが暑くないということ。ガスやIHを使う圧力鍋や自動調理オーブンなどと比べてもキッチンの気温が上がりにくく快適に感じました。

カレーやビーフシチュー、肉じゃがなどの煮込み料理は食材を火にかける時間も長いですが、電気圧力鍋は加熱時間が短いのでキッチンの気温が上がりにくく、これから暑い季節とても重宝しそうです。写真はプチトマトでミネストローネを作っているところです。

メリット2:調理中キッチンを離れられる

通常の圧力鍋と比較していちばん違いを感じたのは、キッチンから完全に離れてほったらかし調理できるという点です。電気圧力鍋は手順通りに食材をセットしてスイッチを入れれば、あとは炊飯器のようにほったらかしでOK。

火を使うわけではないので、キッチンを離れて他の家事をしたり、リビングで子どもの宿題をチェックしたりできます。忙しい一日の中で少しでも子どもと時間を作れるのは大きなメリットだと感じました。

メリット3:煮込み料理のアク取りの手間が省ける

これは圧力調理のメリットと言えるのですが、圧力をかけて一気に火を通すのでお肉や野菜からアクが出にくくアクをすくう手間がかなり省けます。

カレーやシチューを電気圧力鍋で作ってみたとき、加熱を終えて蓋を開けるとほとんどアクがないことにびっくりしました。あったとしても釜の縁に少し固まってくっついているだけなのでティースプーンで簡単に取り除けます。

メリット4:市販の合わせ調味料との相性抜群

電気圧力鍋を使うと野菜の水分だけでとろみをつける無水カレーや時間をかけてぷっくり煮る黒豆など凝った料理を作ることができます。

しかし一番の醍醐味はカレーやシチューなどお手軽煮込み料理だと思います。これらの時短レシピはたいてい食材と水を電気圧力鍋に入れて加圧調理をスタート。加圧が終了したらカレールゥやシチューの素などを加えて蓋を開けたまま加熱調理という手順です。

この煮込み料理がどれも市販の合わせ調味料と相性抜群。以前、豚の角煮を作った際に紹介したポントクックを使えばレパートリーも広がります。バッチリ味も決まるので、電気圧力鍋と合わせ調味料のダブル使いはお料理に苦手意識のある方にこそおすすめです。

苦手な豚角煮を手作り応援調味料「ポントクック」で作ってみた

デメリット1:作業時間は短いがトータルでかかる時間は結構長い

次はデメリットの紹介。まず感じたのは、調理を始めてから料理を食べるまでにかかるトータルの長さは予想よりも短くならないという点。たとえばカレーを作る際の加圧時間は13分と説明書に載っています。

これは加圧調理を行う時間であり、実際には加圧が始まるまでの加熱時間や、加圧調理後に圧力が抜けるのを待つ冷却時間等もプラスで掛かります。私が作ったときはカレーは完成まで45分ぐらいかかりました。手間や作業時間はかなり短縮されますが、実際に料理を始めて完成するまでの時間は大幅短縮にはなりません。

デメリット2:サイズと保管場所

sirocaは2つのサイズが用意されています。我が家は3人家族なので小さめの2リットルタイプを購入しました。するとレシピ通り作ると夜作った料理は夜のうちにほぼ食べきれる量しか作れません。大量に作って冷凍保存しておくには少し物足りない量ですので、スープやカレーをたっぷり調理をしたい場合は普通の鍋を使っています。

大きめの4リットルサイズは2~6人におすすめとのことですが、なかなか大きいです。2リットルサイズは幅22×奥行23.8×高さ24.9cmと電気調理器としてはコンパクトなので保管場所もなんとか確保できましたが、4リットルサイズの場合は事前に保管場所を確保してからの購入をお勧めします。

まとめ

メリットデメリットを挙げましたが、全体として購入したことは一切後悔しておらず、満足しています。とくにこれから始まる夏休み。上のメリットはいずれも家族が家にいる夏休み期間中にうれしいポイントばかりです。

火を使わないので子どももお手伝いしやすいと思います。子どもと一緒にカレーの準備をして、スイッチを押したらキッチンを離れて遊ぶこともできます。新しい家電のおかげで家族の時間を作れるのが我が家にはいちばんうれしいポイントでした。購入を検討している方の参考になれば幸いです♪