焙煎の度合いが異なるコーヒーを飲み比べ
アサヒ飲料は7日から東京都港区の「虎ノ門ヒルズカフェ」で「ワンダ極」の体験イベントを行い、1000万箱の出荷目標へ弾みをつける。飲み比べと商品を2400人以上に無料で提供する。消費者キャンペーンも行い、ソーシャルメディアでの情報を拡散する。出荷倍増の「極」の勢いを増す。
イベントは「カフェ」を15日まで貸し切り、焙煎度合いが異なる、コーヒーの飲み比べを供する。来店者に「浅煎り」「深煎り」「極ブラック」を順に飲んでもらい、「極」ならではの焙煎とブレンド、入れ方を紹介する。試飲後は「極ブラック」「微糖」をカップで1杯提供する。「極ブラック」「微糖」「芳醇ブレンド」「冷珈琲」のうち好きな1品をお土産として持ち帰ってもらう。
店内でTwitterなどのソーシャルメディアに投稿した客には「北野武部長オススメ コロッケパン」「青野総本舗栗入りどら焼き」を進呈。イベント店舗はオフィス街にあり、平日多くの来客を見込み、1日平均300人弱を集める。キャンペーンは商品とコーヒー豆、紹介冊子3000人分を景品にし、Twitterからの応募を促す。
「ワンダ極」は16年4月から発売。ボトル缶市場は昨年、前年比18%増と伸びたが、「ワンダ」ボトルは「極微糖」がけん引して61%増と押し上げた。「極」はコクが深いのに飲みやすい、老舗の丸福珈琲店が監修した味わいを、40~50歳代男性に訴求。本格イメージと、しっかりとしたコーヒー感という情緒・嗜好(しこう)評価を得て、通年出荷量は700万箱を超えた。
今年1~5月の出荷量は倍になって順調。主力SOT缶の減少を補って上回り、16年は全体で前年比3%増、1~5月1%増で推移。通年4%増の4350万箱を目指す。
◇日本食糧新聞の2017年6月14日号の記事を転載しました。
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