運動会におすすめ楽ちんお弁当!冷凍作り置きをフル活用【レシピ付き】
こんにちは!元保育士の幼児食インストラクター、山口礼です。今回は運動会におすすめ! 冷凍作り置きを活用した簡単お弁当をご紹介します。
子どもの運動会、それは年に一度の大事なイベントですよね。でも、忘れてはいけないのがお弁当作り!運動会は楽しみだけど、「お弁当しっかり作れるかな…」「早起きできるかな」と不安に思っているママさんも多いはずです。そこで、「これならできる!」と思えるような簡単な冷凍作り置きお弁当をご紹介します!
「簡単、早い!」を実現できる冷凍おかずのお弁当
簡単なお弁当作りに欠かせないのが冷凍! 究極は、お弁当箱にご飯もおかずも全部詰め込んで冷凍しておけると一番だなと思うのですが(笑)、食べる直前にレンジでチンができるような環境ならそれもOKですが、運動会ではなかなかそうもいきませんよね。
また、お弁当が炎天下にさらされる危険も考えてしまいます。細菌の繁殖が心配になりますよね。
「冷凍は活用してみたいけど、不安がある」というママさんが抱える以下のお悩み、
・冷凍作り置きを凍ったままお弁当箱に入れて、自然解凍できるのか。
・冷凍作り置きをする際の注意点。
・どんなおかずが冷凍向きか。
これらについて、お答えします!
ご紹介するメニューは、お弁当の人気定番おかず「からあげ」「卵焼き」と副菜に「小松菜のごま和え」です。
まず、「冷凍作り置きを凍ったままお弁当箱に入れて、自然解凍できるのか」という疑問ですが、結論から言うと少し危険です。
涼しい時期ならは大丈夫かもしれませんが、運動会は炎天下で屋外に置いておく可能性があるので、菌の繁殖が怖いです。自然解凍されていく過程でおかずの表面に出てきた水分などが、菌の繁殖の原因になりやすいからです。
冷凍おかずをお弁当に入れる時は、「一度電子レンジで熱したものを冷ましてから入れる」と安心ですよ。
それを踏まえて、レシピをご紹介します!
からあげ
おすすめは「下味冷凍した鶏肉を当日の朝揚げる」という方法です。「前日準備の場合」と「揚げた状態で冷凍保存の場合」も併せてご説明するので、状況で使い分けてくださいね。
【材料】(2人分)
鶏もも肉 1枚
☆しょうゆ 大さじ2
☆酒 大さじ2
☆にんにく(すりおろし、チューブ可) 1片分
☆しょうが(すりおろし、チューブ可) 1片分
☆塩 小さじ1/2
☆ごま油 小さじ1
片栗粉(揚げる時) 大さじ3
【作り方】
<下味冷凍の場合>
1.鶏もも肉を食べやすい大きさ(大きめの一口大)に切り、保存袋に入れる。☆を入れて揉み込む。
2.(1)を平らにならし、冷凍庫で保存する。(冷凍保存2週間)
3.運動会前夜に下味冷凍を冷蔵に移して解凍する。朝、保存袋に片栗粉を入れて肉にまぶし、180度の油で揚げる。
袋に片栗粉を入れたら、空気を少し入れて袋をふくらませた状態でやさしく振ると、肉に片栗粉をまぶしやすいです。
からあげが揚がったら、網の上に置いてよく冷ましてからお弁当箱に詰めましょう。私は牛乳パックを洗って切り開いたものを網の下に敷いて、使い捨ての油切りにしています。
<前日準備の場合>
前日夜から取り掛かる場合は、(1)の状態で冷蔵庫に置いておきましょう。当日朝に片栗粉をまぶして揚げます。
<揚げた状態で冷凍保存の場合>
肉を揚げた状態で冷凍保存しておくこともできます(冷凍保存2週間)。レンジで温めてお弁当箱に入れるのがおすすめですよ(レンジ目安は1個30秒くらい。ラップなし)。
この方法だと揚げた状態のものが冷凍庫にあるので、お手軽ですよね。でも、運動会の時は複数人分のお弁当を作ることが多いと思うので、解凍するのが逆に手間になってしまう時もあります。
お弁当作りの時間がいつ取れるか次第だと思うので、その時に合った方法を選んで試してみてくださいね。
卵焼き
卵焼きは冷凍か冷蔵で、前日夜までに作り置きしておくと楽ちんですよ。
【材料】(2人分)
卵 3個
☆砂糖 小さじ2
☆塩 2つまみ
☆水 小さじ2
【作り方】
1.卵をボウルに割り入れて溶きほぐす。☆を加えて混ぜてフライパンで卵焼きの形に焼く。
2.冷めたら食べやすい大きさに切る。バットにラップを敷いて卵焼きを並べ、また上からラップをして冷凍する。
卵焼きはすき間をあけながら並べると1個ずつ冷凍されるので、あとで使いやすいです(冷凍保存1週間)。
お弁当に入れる時は、前日夜に冷蔵庫に移しておき、朝レンジで温めて、冷ましてから入れます。前日夜に卵焼きを作った場合は、そのまま冷蔵庫で保存しておきましょう。
小松菜と人参のごま和え
野菜のおかずも冷凍作り置きで乗り切りましょう! ごま和えはすりごまが水分を吸ってくれるので、冷凍&お弁当向きですよ。お弁当用のカップ容器で冷凍保存する方法もご紹介します。
【材料】(4人分)
小松菜 1束
人参 1/3本
しょうゆ(下味用) 小さじ2
☆しょうゆ 大さじ1
☆砂糖 小さじ2
☆すりごま 大さじ3
【作り方】
1.小松菜は洗って熱湯で硬めにゆでる。ざるにとって水気を切り、2cm幅に切る。
2.人参は千切りにして、耐熱容器に入れてレンジ(600W)で40秒加熱する。
3.小松菜に下味用のしょうゆをかけて5分ほど置いておく。よく絞って水気を切ったら、人参、☆を入れて和えて完成。
お弁当用の冷凍保存
離乳食用の小分け容器がおすすめです。私は100円ショップで買った離乳食用容器を使っています。
容器にお弁当用カップを入れ、そこにごま和えを入れていきます。
市販の冷凍食品みたいで、とても使いやすいですよ。お弁当に入れる時は、レンジで加熱して(1個当たり600Wで20秒)冷ましてからお弁当に入れると安心です。
ちなみに、トマトも前日の夜に冷蔵庫に準備しておきます。へたを取って洗ったら、よく水気を切って保存容器に入れておきましょう。ペーパーでトマトについた水分を拭いて、保存容器にもペーパーを敷いておくと日持ちします(冷蔵保存5日)。
冷凍作り置きの注意点、冷凍向きの食材
冷凍作り置きをする時の注意点は、とにかく清潔を心掛けること!よく洗った手で、清潔な箸、まな板、包丁、容器を使いましょう。
レンジで解凍したおかずは、十分冷ましてからお弁当に入れましょう。おかずに水滴がつくと菌の原因になってしまいます。暑さが心配という時は、お弁当箱に保冷剤を乗せて対策するといいですね。
また、冷凍向きのおかずは、からあげ、ハンバーグ、鶏の照焼き、つくねなどいろいろあります。反対に冷凍NGの食材は、食感が変わるこんにゃく、豆腐などです。
限られた時間でも、愛情だけはたくさん込めたいのがお弁当ですよね。お弁当作りを時短で簡単にできれば、運動会の応援を全力で楽しむことができますよ。
お母さんの愛情たっぷりのお弁当に、子どもも喜んでくれるはずです! 運動会のお弁当作りが不安だなという方、ぜひお試しくださいね。
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