こんにちは!食生活指導士の桑原田陽子です。毎日忙しく働くママたちにとって、帰宅後の夕飯作りが時には負担に感じてしまうこともあるかと思います。そんな時でも、家族のために何か手作りをしたい、そんな思いで日々料理をされているママさんも多くいらっしゃることかと思います。
今回はそんなママさん方をお助け! 缶詰を使った簡単レシピをご紹介したいと思います。いずれも15分以内で作れてしまう簡単レシピで、家族を大満足させられるお料理にもかかわらず、節約にもなってしまう一品です! ぜひお試しください!

味付けサンマの缶詰で晩御飯のメイン料理に!

こちらのレシピを考案したのは、私が妊婦の時でした。妊娠中は、葉酸を含む食材を毎日の食卓に取り入れることを心がけていたので、葉酸を含み、疲労回復効果のあるアスパラガスもよく使用する食材でした。

また、青魚は普段から摂取することを推奨される食材のひとつですが、胎児への栄養面からも欠かせない食材ですので、青魚と葉酸を含む野菜を使用したレシピを考案したいとの思いで誕生したのがこちらの一品です!

【材料】(2~3人分)
・サンマの缶詰 1缶
・厚揚げ 150g
・アスパラガス 4~5本
・ごま油 小さじ2
・サンマの缶詰の汁 1缶分
・マヨネーズ 大さじ1
・七味唐辛子(お好みで)

【作り方】
1.アスパラガスをそれぞれ1/4の長さに、厚揚げを好みの大きさに切る。
2.ごま油をひいたフライパンを弱めの中火で熱し、アスパラガスを1分間炒める。その後、厚揚げを加えて、厚揚げの両面に薄く焼き目が付くまで炒める。

3.サンマの缶詰(汁ごと)とマヨネーズを加えたら、強火にして、ひと煮立ちさせたら完成。マヨネーズが分離しやすいですので、マヨネーズを溶かすイメージで、お箸などでかき混ぜながらひと煮立ちさせてください。

4.お好みで七味唐辛子をかけていただく。

鯖の味噌煮缶で、和風チリコンカンに!

次にご紹介する缶詰料理は、使用する食材をお鍋に入れて煮るだけの簡単すぎるレシピです! 味噌はトマトの酸味を和らげてくれるので、トマトの酸味が苦手なお子さんのご飯を作る際にもおすすめの掛け合わせ調理法です。

私の家族は、缶詰料理だとは気が付かずに、これおいしい! と言って食べてくれました!

食材を鍋に入れて煮るだけでおいしい晩ごはんの一品になるなんて、とっても得した気分になれる一品ですよ!

【材料】(2~3人分)
・鯖の味噌煮缶 1缶
・裏ごしトマト(基本の完熟トマトソース)1袋
・大豆の水煮(サラダに!まめ) 1袋
・チリペッパー お好みの分量

【作り方】

1.鍋に裏ごしトマトを入れる。そこに、鯖の味噌煮缶の鯖をほぐしながら加えて、そのあと缶詰の汁もすべて加える。汁気を切った大豆の水煮を加えて、中火で3分間煮込む。

2.(1)にチリペッパーを振り入れて完成。

ダイエット中の方にもおすすめ!焼き鳥缶でとん平焼き風

次にご紹介する缶詰レシピは、ダイエット中の方にもお薦めの、焼き鳥缶でとんぺい焼き風です。

今回使用しているもやしは、豆が発芽したもので、発芽によってビタミンCが増えるそうですが、加熱によってビタミンCの損失が多くなってしまうので、加熱時間は短めに、シャキシャキ感が残る程度に炒めるのがおすすめです。

【材料】(2人分)
・焼き鳥缶(塩味)1缶(ボリュームが欲しい方は2缶)
・キャベツ 1枚+1/2枚
・豆もやし 100g
☆溶き卵 1個分
☆昆布出汁顆粒 小さじ1/2
・塩 少々
・コショウ 少々
・米油 小さじ2(野菜を炒める際)、小さじ1(卵を焼く際)
・マヨネーズ 適量
・お好み焼きソース 適量
・青のり 適量

【作り方】

1.キャベツを千切りにする。
2.米油をひいたフライパンを弱めの中火で熱し、(1)と豆もやしを軽く炒める。塩コショウをして味を調えたらお皿に引き揚げる。
3.米油をひいたフライパンを弱めの中火で熱し、☆を混ぜた卵液を流し入れて、円を描くようにフライパンを回し、卵の薄焼きを作る。卵がまだ半熟の状態で、(2)を中央に置き、卵の薄焼きの両脇を内側に織り込むように包み込み、お皿に盛ったら完成。

4.お好みで、マヨネーズやお好み焼きソース、青のりをかけていただく。