朝ごはん食べれば一日元気いっぱい!食育シールで楽しくお勉強【たべぷろ編集長インタビュー】
子どもへの「早寝・早起き、そして朝食をしっかりと食べる」という習慣付け。大切なこととは分かっていますが、働く保護者らにとっては決して簡単ではないですよね。それにいくら保護者が口うるさく言っても、当の子ども自身が意識していないと、なかなか実行してくれません。
でも朝食をしっかりと食べてもらいたいと思っている保護者は多いはず! それならば、子ども自身の意識をちょっと変えてもらいましょう♪
子どもと一緒に取り組む保育園の食育
東京都葛飾区では、4~5歳児に向けて「はやね・はやおき、あさごはんたべようカレンダー」を配布し、親子+保育園や幼稚園が一丸となって、生活リズムの改善に取り組んでいます。今回お伺いした東立石保育園の5歳児クラスで、その様子をのぞかせてもらいました!
さて、ちょっぴり元気のないパペットくんが登場…その様子に子どもたちが何事かと興味津々。「寝るのが遅くなって、朝起きられなかったから、朝ごはんを食べられなかったんだぁ…」とパペットくん。ではどうしたら元気になるでしょう?の先生からの問いかけに、子どもたちは張り切って答えます。
「はやね」「はやおき」をして10時間の睡眠確保、そしてバランスのよい「あさごはん」、さらに「たいよう」を浴びて体に血を巡らせ、脳を働かせることが大切だよと学んだあとは、「ばらんすこましーと」を使って、自分の食べた食事の見直しです。保護者の書き出した夕食・朝食リストをもとに、バランスの取れた食事をしているかを先生と確認します。
シールを使っての作業に、子どもたちは楽しみながらも真剣な眼差し! 出来上がったシートを見て、「果物が足りない~」「野菜をたくさん食べたよ!」と気付いたことを口にしていました。“見える化”してあげることで、子ども自身の意識改革にも繋がりそう!
「はやね・はやおき、あさごはんたべようカレンダー」には、朝ごはんのヒントとして、小学生の考案した簡単レシピも掲載されています。意外にも好きな子の多い「納豆」とパンを組み合わせた「元気いっぱいネバネバパン」は、シラスも入って栄養価の高い斬新なアイデア!
大切なのは、お手伝いをさせることではなくて声をかけること
葛飾区の公立保育園は全園同じメニューが用意され、この日は「鶏ごぼうごはん」「かつおの竜田揚げ」「トマトときゅうりのサラダ」「すまし汁」「果物」でした。だしの利いたまぜご飯や、米粉の衣を纏った竜田揚げは食感もよく、子どもたちが勢いよくかぶりついていました!
サラダに使うミニトマトはヘタを取る手伝いをしていましたが、お手伝いをしたい子が多くて大にぎわい(笑) この“お手伝いをする“という行為は、『貢献心』を育む上でもとても大切な教育のひとつと、二瓶園長先生が説明してくれました。お手伝いをしてくれたら「ありがとう」と声をかけてあげること、とっても大事です!
葛飾区では通常給食や行事食のほかに、郷土料理として「たこ飯」(兵庫県・三重県)や「せんべい汁」(青森県)、さらに世界の料理も提案! 「ロコモコ丼」(ハワイ)、「ボルシチ」(ロシア)等が給食に出てくるなんて楽しい♪
子どもが食べたい! やりたい!と思う環境を用意してあげるのもひとつの方法
同園では野菜のほかにコメを植えたり、今年は地植のスイカ栽培にも挑戦。子どもたちは収穫した野菜たちを自宅に持ち帰ってしっかりご自慢! 家族でも話が盛り上がりそうですね。これからの季節、自宅で夏野菜を育てるのにも適しています。朝採れ野菜なんて贅沢~! ちょっと早起きして、一緒に育てた野菜をもぎ取って食べるのも楽しいですよね。
日々多忙な保護者は、子どもが食べている間に他の用事をと立ち上がりがち。そうすると後追いしてしまい、食事中のマナーにも響きます。一緒に食べることは、おいしく素早く食事を済ませることにもなりますし、夕食ならば早寝にも繋がりますね!
米粉も入ってカラッサクッと「かつおの竜田揚げ」
<材料(4人分)>
・かつお(切り身) 4切
A・・・・・・・・・・・・
しょうゆ 7.5g(小1強)
ショウガ 1g
ニンニク 1g
B・・・・・・・・・・・・
片栗粉 15g
米粉 5g
<作り方>
- かつおをAの漬け汁につけ込む(30~40分程度)
- ①をBの混ぜ合わせた粉にまぶして揚げる
★油で揚げずに、焼き上げや揚煮してもOK
トマトときゅうりのサラダ
<材料(4人分)>
・ホールコーン 30g
・きゅうり 1本
・トマト 1個
A・・・・・・・・・・・・
オリーブ油 15g(大1強)
酢 7.5g(大1/2)
塩 1g(ひとつまみ)
砂糖 2.5g(小1弱)
<作り方>
- 野菜は食べやすい大きさに切る(小口切、さいの目切など)
- Aの調味料を混ぜ合わせ、食べる直前にあえる
★トマトは皮をむいてもOK
★食べる直前にあえた方が野菜からの水分で薄まらないですよ♪
*****
日々の献立を考えたり、せっかく作った料理を食べてくれないのは、ママたちが抱える悩みのひとつ。しかし食のプロが使う“ちょっとしたコツ”を知れば、そんなストレスも改善されるかも!
本コーナーでは、子供たちの大好きなメニューを知るプロの皆さんに、家庭でもできるコツを伺います。
コメント
記事コメント投稿サービス利用規約に同意の上ご利用ください。