お弁当作りは“時短”重視–。冷食大手のニチレイフーズは4月10日の「お弁当始めの日」に合わせ、今年も全国47都道府県の弁当事情をアンケート調査した。それによると、弁当作りで「工夫していること」「重視すること」を聞くと、どちらも「短時間で作れること」との回答が「安く仕上げる」を上回った。安さ(コスパ)より時短を重視する姿勢が浮き彫りとなった。

1月末から2月上旬にかけて、全国の20~60代の男女約3万人を対象にインターネット上でアンケート調査した。新生活や新学期がスタートするこの時期、弁当の食卓出現頻度や冷食の弁当カテゴリーの売上げが1年を通じて最も高い。

弁当の「弁」が数字の「4」に似ていること、「当(とう)」=「10」の語呂合わせもあり、同社はこの日を「お弁当始めの日」に制定している。

「工夫していること」への回答では38.9%が「短時間で作れる」、32.6%が「無理をしない範囲で作る」と上位を占め、「安く仕上げる」は26.9%だった。「重視すること」への回答も「短時間」が19.9%、「栄養バランスを整える」が19.4%と多く、「安く」は15%だった。

最も短時間で弁当を作るのは群馬県で15分47秒、次いで富山県の16分04秒、広島県の16分14秒、島根県の16分14秒となった。全国平均は18分05秒。

弁当の利用場面について聞くと、小学校低学年の子ども向けに作る人は朝用4%、昼用44.1%、夜用42.2%となり、昼食と同じくらい夕食・夜食に弁当を利用していることが分かった。弁当によく使う冷食では、人気おかずトップの「鶏唐揚げ」が月に4.2回と最多。次いできんぴらなど「カップ入り惣菜」「焼売」の順だった。

◇日本食糧新聞の2019年4月19日号の記事を転載しました。