アンニョンハセヨ! 在日コリアン3世で韓国家庭料理研究家の李亜民です。今回は簡単に作れる韓国風魚料理をおすそ分けします。
魚は細かい骨を取り除くのが大変で、特に小さいお子さんがいるご家庭では骨がのどに詰まらないか心配。食べたほうがいいのだけどめんどうくさい、と思ってしまう。魚もこんな風にしたら簡単なのね~と皆さんに思っていただければ嬉しいです。

たらヤンニョンジャンソテーは子どもも大好きなおかず

フライパン一つでできる簡単料理です!洗い物を少なくするのも時短料理のポイントですよね。私は生協の冷凍魚類を活用しています。切身なのが、ナイス便利アイテム!

今回はたらの切身とえのきのコラボで。たらをバターで焼いて食べやすい大きさにカットしたえのきをのせて蒸しちゃいました。

【材料】(2人前)
たら切身 1袋 2切れ入り
えのき 1袋
バター 10g
なたね油 大さじ1
ヤンニョンジャン 適量

【作り方】
1.熱したフライパンにバターを引いて中火でたらの切身を両面焼く。

2.(1)にほんのり焼き色が付いたらえのきをのせてなたね油を垂らしてフライパンにフタをして20分蒸す。

3.(2)をお皿に盛り付けてヤンニョンジャンをかけたら完成。

部屋に入って来た子どもたちの第一声は、「う〜ん、いい匂い!」

お魚の匂いはするけど、たっぷりえのきで隠れているたらを探すのが楽しかったみたいです。たらの他、鮭でもおいしいですよ! 子どもにも食べやすいメニューです。うちでは大人気魚シリーズなのでみなさんもぜひ試してみてください。

じゃことシシトウ炒めは晩ごはんのおかずに

ヤンニョンジャンやダシダで味付けが簡単に。夏には唐辛子を刻んで入れるとパンチがあります。ビールのおつまみに最高ですね。パパのおかずはこれでよし! シシトウはピーマンでもきのこ類でもOK! 季節によって旬の野菜でどうぞ。じゃこはしらすでも代用可能!

うなぎに付いてくるたれとすりにんにくとお酒を少々。うなぎとにんにくパワーで新年度も頑張りましょう。大人は酒のあてに子どもにはうなぎ丼にするのもオススメです。

ホイル焼きや煮付けもいいけれどソテーはいかが?

購入したパックには“ムニエル用”と書いてありましたが、今回はソテーでいただきます。バターの香りが食欲をそそりますよ!

材料は東京都東村山市にある生活クラブのデポーで買った赤舌平目2枚。

バターは適量で。新生酪農の生乳でつくったバターがおいしくてオススメです!生活クラブのものです。

焼くポイントは身からフライパンにのせて焼いて、少し焦げ目を付けてから皮側を焼くこと。焦げ目がまたおいしそうに見えるコツです。

そして簡単に仕上げるコツはやはりヤンニョンジャン。

ヤンニョンジャンレシピはこちら
スプーン1杯垂らすだけで料理が無敵になるヤンニョンジャン【レシピ付き】

フライパン一つで簡単!引き続き作ろう

エリンギソテーも忘れずに。お魚のソテーで使ったフライパンを一回一回洗わずに次の料理に回します。ここも時短のポイント。

うちの子がエリンギソテーをヤンニョンジャンに付けて食べるのが好きすぎて、エリンギばっかりになっちゃってます! その日の気分に合わせてみたり冷蔵庫の中との相談で変えてみてくださいね。

魚もエリンギも子どもたちの手により瞬殺です。小さい手と箸でつつくのが可愛いですね。

海鮮系はソテーしたフライパンにもってこい。まだフライパンを洗わずに続けてもう一品作っちゃいます。今回はタコと野沢菜の漬物ヤンニョンジャン炒めで締めました。

お土産でもらった野沢菜の漬物。 漬物はちょこっとしか食べないからあまり大量消費しないと思うんです。そんなときはぜひ海鮮系と炒めてみましょう。

タコと野沢菜の漬物ヤンニョンジャン炒め。同じフライパンを使ったので少しだけバター風味に。

韓国風魚料理は鍋もいい!

魚のアラは安く売られていることが多いです。フライパンではないけれど鍋一つで韓国風は存分に楽しめます。アラはなんといってもいいダシが出ること。たくさんの野菜と豆腐で煮込んでテンジャンチゲにするとバッチリ!

骨やウロコなどに気をつけてくださいね。

シメはおじや!味が薄ければダシダやめんつゆで調整を!

わたしが運営している『さやマンセ』ママサロンではママ食堂を設けています。子育て中は子どもの食事がメインになるので、辛いのを食べたいリクエストにお応えしたり、韓国料理のシェアをしたりしています。

流行りのさんま缶やサバ缶はキムチチゲにしました。魚の缶詰はチゲにオススメなのです。シメはジャガイモ麺。おいしくて最高ですね。