こんにちは! イギリス在住ライターの平野由香里です。冬はかぼちゃがおいしい季節ですが、いつもどのように調理していますか? かぼちゃは意外にもレパートリーが少なく、いつも同じレシピでかわり映えしないとお悩みの人も多いのではないでしょうか。
ということで今回は、冬に食べたいかぼちゃのポタージュのレシピを紹介します。ミキサーを使わずにできるので簡単ですし、タネ(ペースト)を仕込んでおけば冷凍できるのでいつでもすぐに体が温まるポタージュに。
夕食の一品としてはもちろん、朝にご飯やパンなどの固形物を食べるのが苦手なお子さんの朝食、離乳食としてもおすすめです。

生クリームとミキサーなしで

それでは早速、かぼちゃのポタージュの材料と作り方を見ていきましょう。わたしは今回バターナッツかぼちゃを使いましたが、日本で簡単に手に入る普通のかぼちゃを使っても大丈夫です。

【材料】(4人分)
かぼちゃ 小さめ1個
玉ねぎ 1/2個
セロリ 1本
にんにく 1片
マッシュルーム 1パック
レンズ豆 1/2カップ
塩コショウ 適量
オリーブオイル 適量
豆乳 適量
パセリ、パプリカパウダー お好みで

※マッシュルームはエリンギやぶなしめじなどお好みのきのこでOKですが、うまみが強い椎茸を少し混ぜるとよい。

【作り方】
1.まずは「タネ(ペースト)」を作る。にんにくと玉ねぎ、セロリ、マッシュルームはみじん切り、レンズ豆は柔らかめに茹でておく。かぼちゃは皮と種を取り除いて一口大に切り、塩をまぶして柔らかくなるまで蒸す。

レンジでもできますが、ムラが少なく柔らかく火を通せる蒸し器などで蒸すのがベスト。

2.みじん切りの玉ねぎとにんにく、セロリをオリーブオイルで炒める。水分が飛んで香りがしっかりと出たところにマッシュルームを加えて軽く塩コショウし、強火で炒める。

手間を惜しまず野菜をしっかりと炒めることで甘みとコクが生まれ、奥行きのある濃厚なスープになります。

3.蒸したかぼちゃと茹でたレンズ豆を合わせて潰す。これで「タネ」の完成。

この段階で一回分に分けて冷凍しておけば、朝でも10分で温かいポタージュが飲めます。

4.食べるときに豆乳と塩コショウなどで調味する。一人分はお玉1.5杯のタネにお玉3杯の豆乳が目安。ドロッとした濃度がお好みの場合、豆乳を加えた後に10~20分ほど煮込むと、レンズ豆が煮崩れて自然なとろみがつく。

いんげんやブロッコリー、ほうれん草などを加えると彩りがよくなります。

栄養満点な温かいかぼちゃのポタージュはお子さんの朝食としてもおすすめ

ポタージュというと、ミキサーや生クリームが必要だというイメージがあるため簡単には作れないと思うかもしれませんが、家にある材料と器具だけで十分においしいポタージュが作れます。

タネを作っておけば解凍して温めるだけで簡単ですし、お好みの野菜を入れたりカレー風味にしたりとアレンジ方法も無限大です。添加物が入っていないので体に優しいのはもちろん、食欲のない朝にもぴったり。

寒い冬の朝食や夕食、スープ用タンブラーに入れてお弁当にしてもいいですし、味付けや材料に気を遣えば小さなお子さんの離乳食としても。使い道やアレンジ方法がたくさんあるかぼちゃのポタージュをぜひ試してみてくださいね。