千葉県習志野市在住、管理栄養士の宮崎亜矢です。今回は、れんこんの常備菜「れんこんきんぴら」と「れんこんつくね」の簡単レシピを紹介していきます。
れんこんは色や見た目から一見地味に見られがちですが、そんなことはありません! あのシャキシャキ食感が、実は子どもたちに大人気なのです。アシが早いことがデメリットになってしまうれんこんですが、しっかりと酢水に漬けてから調理することで、おいしい常備菜になります。

「れんこんきんぴら」のレシピ

「きんぴら」と聞くと、通常はごぼうをイメージする方がほとんどだと思います。ごぼうを使って作るきんぴらは食べごたえがあっておいしいのですが、噛み切れないなどの理由から子どもたちには不人気になりがちです。

しかし、ごぼう→れんこんに変えることで、噛み切れない→シャキシャキ食感に変化して、子ども達をはじめとして一気に大人気の常備菜になります。

では作り方を紹介します。

【材料】(2人分)
れんこん 7~8cm
酢 少々
にんじん 1/3本
ちくわ 2本
ゴマ油 小さじ1
酒 大さじ1.5
和風だしの素 小さじ1/2
砂糖 小さじ1
醤油 大さじ1/2
白ゴマ 適量

【作り方】
1.れんこんはいちょう切りにして、酢水に漬けておく。

2.にんじんは細切りにして、ちくわは斜め切りにする。

3.フライパンにゴマ油をひいて、れんこんとにんじんを炒める。酒を加えて2~3分蓋をして柔らかくしておく。

4.ちくわを加えてから和風だしの素、砂糖、醤油を加えて、味を調える。

5.白ゴマを振りかけたら、完成。

(3)の工程でれんこんとにんじんに酒を加えて蒸し焼き状態にすることで、柔らかくなり食べやすくなります。

毎日の副菜として重宝する他に、お弁当の1品としても活躍するレシピとなっています。また日持ちするので常備菜としてストックしておくと、忙しい日の食卓の救世主となってくれることでしょう。

今回はちくわを使用していますが、冷蔵庫に余っている他の食材でも問題ありません。豚バラ肉はもちらん、舞茸、しめじ、山芋などを使ってもおいしく召し上がれます。

「れんこんつくね」のレシピ

鶏胸肉にれんこんを加えて作るつくねです。鶏モモ肉と比べてパサつきがちな鶏胸肉に、れんこんを加えることで空洞ができ食べやすくなるとともに、シャキシャキ食感がおいしいつくねになります。冷凍保存ができるので、常備菜としても活躍してくれる1品となります。

【材料】(2人分)
鶏胸肉 1枚
れんこん 5cm
酢 少々
山芋 3cm
※しょうが(チューブ) 1cm
※醤油 大さじ1/2
※ゴマ油 大さじ1/2
※片栗粉 大さじ2
※塩コショウ 少々
サラダ油 適量
★酒 大さじ2
★醤油 大さじ1.5
★みりん 大さじ1.5
★砂糖 大さじ1

【作り方】
1.れんこんは粗みじん切りにして、酢水に漬けておく。山芋はすりおろしておく。

2.鶏胸肉は、粗みじん切りにしておく。

3.鶏胸肉、れんこん、山芋、※の調味料を混ぜ合わせる。

4.フライパンにサラダ油をひいて、(3)をスプーン1杯ずつ並べて、両面を焼いていく。

5.★を混ぜ合わせてからフライパンに加えて、全体的に味が染みてきたら完成。

れんこんのシャキシャキ感と山芋のトロトロ感がとてもおいしい1品です。味がしっかりとついているのでそのままでももちろんおいしいですが、マヨネーズ+ケチャップのオーロラソースにつけるのもおすすめです。

常備菜として冷凍保存した際は、電子レンジで加熱してからお召し上がりください。

まとめ

れんこんレシピの紹介は、いかがでしたか? なかなか主役になることは少ない食材ですが、食感の良さを活かしながら、常備菜を作るうえで縁の下の力持ちとして活躍してくれることでしょう。