日本刀アイスは和菓子職人が本格製法で作るご当地スイーツ
「日本一の刃物の町」を掲げる岐阜県関市に本社を構える関牛乳などの企業や個人で組織する「日本刀アイスを作る会」は10月6日、昨年に発売しSNSなどで話題となった「日本刀アイス」の新商品3品を新発売し6品体制とした。同日と7日に同市で開催された「刃物まつり」で販売し(1本税込み1000円)好評だった。
日本刀アイスは昨年、関市の高校生のアイデアを商品化するため、当初は関牛乳と地元和菓子店「虎屋」で同会を結成し、商品化に賛同した地元の有志が集まり、現在は30人で活動している。
日本刀アイスは、原料に「葛」を使い、老舗の和菓子職人が本格製法で作る和スイーツ。刀が和菓子の葛で、ツバ(鍔)はクッキーを使用。さらに、地元の刀匠が監修している。
昨年発売した3品はこしあん、ユズ、抹茶で、製造は虎屋。また、今年の新商品は関牛乳の人気商品「関珈琲」を使用した関珈琲、ベリー、夏ミカンで、製造は関市の和菓子店「旭軒」が製造を担っている。
また、旭軒では、日本刀アイスの刀に使用している「葛」を、食べやすいサイズの「すず玉あろなーと」(あろなーと=葛)として、1個税込み70円とお値打ち価格で販売している。デザインもおしゃれなことから、女性層から詰め合わせを贈り物にする需要が増えている。
◇日本食糧新聞の2018年10月15日号の記事を転載しました。
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