農家な暮らしを愛する藤野いち子です。秋になると近所のスーパーの飾りがオバケの顔を描いたかぼちゃに変わります。それを見ると、ハロウィンはすっかり秋の一大イベントになったな、と感じます。そこで、ハロウィンにピッタリ、かぼちゃを使ったおいしいお菓子の紹介をしたいと思います。

かぼちゃはちょっと置いたほうがおいしくなる

10月になると街中がハロウィンの装飾でいっぱいになりますね。ハロウィンでおなじみのかぼちゃですが、収穫は夏場。でも収穫したてのかぼちゃより、常温で少し置いたかぼちゃのほうがホクホクしておいしいんですよ。ハロウィンのころはかぼちゃがおいしい季節と言えるでしょう。

スーパーでもカットかぼちゃがだいぶ安く出回ってきます。休日は子どもと一緒に かぼちゃを使ってお菓子(プリン)を作りませんか?

手のひらサイズのミニかぼちゃ「坊ちゃんかぼちゃ」が手に入ったら、くりぬいて容器代わりにしてもかわいいですよ。写真を撮ってインスタグラムにアップしたくなってしまいます。

レンジの力も借りて作る簡単かぼちゃプリン

先日、友人から家庭菜園で作った「坊ちゃんかぼちゃ」をもらいました。あまりのかわいらしさにしばらく飾って楽しみましたが、そろそろ料理することにしましょう。

かぼちゃ料理って難しそうに見えますか? でも、構える必要はまったくありません。かぼちゃのプリンはとっても簡単に作れるんですよ。

【材料】(20cmの正方形の型1台分)
・かぼちゃ…650g(正味550g)
・グラニュー糖…150g
・卵…5個
・牛乳…200ml
・生クリーム…200ml

(カラメルソース)
・グラニュー糖…100g ※あれば黒糖も混ぜる
・水…大さじ3

【作り方】

1.かぼちゃは種を外します。硬くて包丁が通らない場合、電子レンジに1~2分かけると、スッと通ります。坊ちゃんかぼちゃは、ナイフやスプーンを上手に使って、中をくりぬいておきます。底まで破いてしまわないように気をつけてください。

くりぬきはけっこう難しいです。手をケガしないでくださいね

2.かぼちゃの皮をむいて、ざく切りします。それを耐熱容器に入れて、電子レンジにいれ、つぶれる程度にやわらかくなるまで加熱します。

最近はラップなしでチンできる、電子レンジの機種も多いですね

3.カラメルソースを作っておきます。

グラニュー糖に水を入れて火にかけ、かき混ぜながらあめ色に変わるまで加熱します。そこに、少しずつお湯を加えてのばしていきます。お湯を加えるときカラメルがはねるので、やけどをしないように十分注意してください。ここはお母さんが作業したほうがよさそうです。グラニュー糖に黒糖を混ぜると、味の深みが出るのでおすすめです。

焦げてくると早いので、お鍋の近くでお世話しましょう!

4.やわらかくなったかぼちゃをマッシャーなどで潰します。そして、溶き卵・牛乳・生クリーム・グラニュー糖を入れて、よく混ぜます。

マッシュしてよく混ぜます。ざるで漉すのも忘れずに

5.バター(分量外)をぬった型に、ざるで漉したかぼちゃプリン生地を流し込みます。坊ちゃんかぼちゃの型を用意している場合は、そちらにも生地を流し入れてください。
あらかじめ160度で予熱したオーブンに入れて45分加熱します。

6.オーブンから取り出し、よく冷ましたあとに冷蔵庫で冷やしておけば出来上がり! 好きな大きさにカットしてお召し上がりください。カラメルをかけたり、お好みでホイップクリームを飾ってもいいですね。

坊ちゃんかぼちゃのかぼちゃプリンも上手にできました。食べるのがもったいないくらいのかわいいプリンです!

カットしてみるとこんな感じです。まわりのかぼちゃも食べられるので、子どもと半分ずつに分け合っても大満足でした。かぼちゃのやさしい甘さがじんわりきますよ~。

かぼちゃのプリン、まるでケーキみたい

この記事を読んで、「かぼちゃプリンって意外に簡単そう! うちでも作ってみようかな!」 と思っていただけたらうれしいです。レンチン・つぶす・混ぜる・焼く。たったこれだけの工程です。

「プリン」と名前がついていますが、食べた印象は「かぼちゃのケーキ」。ホイップクリームとカラメルソースをたっぷりかけて、味わってください。

このレシピ、お友達やママ友同士でハロウィンの持ち寄りパーティーを開くときの別腹スイーツにもピッタリですよね。ぜひおいしくて楽しい時間をお過ごしくださいね!