日清食品は、阪急阪神百貨店が運営する阪急うめだ本店(大阪市北区)の地下1階食品売場に10月3日、野菜具材をたっぷり使ったプレミアムなカップヌードルを、自分好みにオーダーメードできる「MOMOFUKU NOODLE」の百貨店直営店舗を初出店。

MOMOFUKU NOODLEは、全粒粉と食物繊維入りのノンフライ麺に、野菜のうまみたっぷりのスムージースープ3種類から一つと、野菜具材「ヤサイコロ」10種類から四つを、自分好みにオーダーメードできる(組み合わせは2145通り)。化学調味料を使用せず、ナチュラルな野菜の味わいにこだわった。

オーダーメード販売のほかにも、それぞれのスープに合うお薦めのヤサイコロをあらかじめ組み合わせた“おすすめセレクト”も全3種類(1食540円税込み)販売する。年間4億円の売上げを見込む。

9月20日、阪急うめだ本店で記者発表会が開かれた。馬場淳士阪急阪神百貨店第1店舗グループフード商品統括部フード新規事業開発部ディビジョンマネジャーは「従来の百貨店は50~70代の高齢者に支えられている部分があるが、このカップヌードルは、特に20~30代のミレニアム世代の人たちに十分アピールできる商材。新たにそうした層を食品の顧客として獲得したい」と話す。

藤野誠日清食品マーケティング部部長兼第1グループブランドマネジャーは「今年は当社の創業者である安藤百福が初のインスタントラーメン『チキンラーメン』を発明して60周年。時代が移り変わる中で、お客さまの食に求めるものが変化している。

今回の商品のコンセプトは進化した未来のカップヌードルをつくること。10月3日のMOMOFUKU NOODLEの発売から、カップ麺のイメージを変えていこうと思う」と意気込みを示す。

◇日本食糧新聞2018年9月28日号の記事を転載しました。