こんにちは。福岡の管理栄養士の大山です。皆さんは体のために、どんな食材を取り入れていますか? 先日、雑誌で読んだ“お医者さんが食べている健康のための食材のベスト3”は、トマト、ヨーグルト、納豆でした。私もよくこの3つは食べています。中でもヨーグルトは乳酸菌がたっぷり入っていて、腸内環境を整えてくれ、便秘や免疫力アップにも。そこで他にも乳酸菌が含まれている食材を調べてみたら、子どもの頃から飲んでいるあのドリンク、カルピスにも豊富に含まれていることが分かりました! 今回はカルピスのおもしろい効能とカルピスを使った簡単デザートをご紹介します。

親子で作れば生まれるコミュニケーションと、子どものすこやかな心の発達

カルピスの歴史は、なんと明治時代。ルーツはモンゴルだそう。カルピスの生みの親となる三島海雲(みしまかいうん)が長旅で疲れていた時に遊牧民が飲ませてくれたのが、乳を乳酸菌で発酵させた飲み物「酸乳」でした。そのおかげで元気になった彼は原地で製法を学び、「カルピス」を誕生させたということです。

カルピスを作るために必要な「カルピス菌」はなんと創業時の原液から守り続けられているとか。まさにカルピスの命ですね!

参考リンク:
「カルピス」はどこから来たの?(カルピス®ミュージアム)

カルピスに含まれている乳酸菌の効果は、アサヒグループホールディングスのHPにまとめられていました。本当にたくさんの効果がありますね! まさに「カラダにピース!」日本生まれの健康飲料です。

こんなおもしろい研究結果がありました。親子で希釈タイプのカルピスを作る経験が、子どもの心の発達に貢献することがわかったそうですよ。

子どもの心の発達につながる乳酸菌飲料<希釈タイプ>の使い方 (アサヒグループホールディングス)

子どもは希釈タイプの乳酸菌飲料を作ることで、任されたことが嬉しくて集中して取り組み、自分で考えて濃さや味などを考えて取り組みます。そして親は子どもの様子に応じた働きかけを行い、親子のコミュニケーションが生まれるそうです。この経験から子どもは自分で考えて取り組む力や思いやりの心が生まれることが明らかになったとか。

自宅で取り入れることができる食育ですね! ぜひ皆さんも親子でカルピス作りをやってみてくださいね!

1919年から愛され続ける乳酸菌飲料「カルピス」

カルピスで作る洋風わらび餅

果物がおいしくなる季節にオススメの、カルピスを使ったデザートです。わらび粉は高価で手に入りにくいので葛粉を使用したわらび餅です。

わらび餅のモチっとした食感とカルピスの風味の相性はバッチリで、フルーツの甘酸っぱさも一緒に味わえますよ。作り方も簡単で、カルピス、葛粉、水を火にかけてかき混ぜるだけ。簡単なので親子で作ってみるのもオススメですよ〜。

お子さんのおやつや、パーティーのおもてなしにも大活躍の簡単デザートをぜひ作ってみてくださいね! カルピスの意外なおいしさを発見できますよ!

【材料】
葛粉 75g
カルピス(濃縮タイプ) 100cc
水 200cc
フルーツ(お好みのもの) 適量(今回はキウイ、みかん、バナナ)
カルピス(仕上げ用) 適量
はちみつ お好みで

材料はたったの二つ、カルピスと葛粉

【作り方】
1.鍋に葛粉・カルピス・水を入れ、粉が均等になるまでしっかり混ぜて溶かす。液体をゴムベラで連続的に混ぜながら、中火で加熱する。沸騰させないように気をつける。

粘りが出てきたら、焦がさないようにかき混ぜましょう

2.全体に粘りが出て、透明感が出てきたら火を止める。粗熱を取り、わらび餅をバットに流し入れる。氷水か冷蔵庫で冷やし固める。

水で濡らした手で、表面を平らになるようにならしてくださいね

3.わらびもちを3cm角ぐらいに切り分ける。容器にわらびもちを入れて、お好みのフルーツをのせる。カルピスとはちみつをお好みでかける。

お好きなフルーツと一緒に盛り付けましょう