炊き込みご飯のおいしい季節がやってきました!炊飯器に入れて炊くだけの「炊き込みご飯の素」は、特に秋になると「キノコ」や「栗」などのアイテムが増えて、たくさんの商品がお店に並びます。
しかし今秋は「だし」を生かした商品が多いことに、みなさんお気づきですか? だしそのものにこだわりがある商品のほか、だし別添タイプや加水せずに炊くことでしっかりとだし感を得るタイプなどがあり、いろいろ試してみる価値がありそうです。
今回は、“だしが決め手の商品群”をテーマに、モニターによる試食アンケートを行いました!

エントリー1:江崎グリコ「炊き込み御膳〈きんぴら風蓮根〉」

▽発売日=7月31日、全国
▽価格/内容=303円(税別)/3合用(3~4人前)
▽商品特徴=「炊き込み御膳」シリーズ。いちょう切りレンコン、ゴボウ、ニンジン、コンニャク、油揚げの5種の具材入り。香ばしいごまの風味が効いたピリ辛なきんぴら風の味わい。香り豊かな「黄金すましだし」別袋付き。

エントリー2:大塚食品「銀座ろくさん亭〈極みの黒豚釜めし〉」

▽発売日=2月26日、全国
▽価格/内容=375円(税込み)/1合用(2人前)
▽商品特徴=「銀座ろくさん亭」シリーズ。具材に鹿児島産黒豚と国産のコンニャク、マイタケ、油揚げを使用。黒コショウとショウガをアクセントに加えた。利尻昆布と枕崎産鰹節から丁寧にひいた「こだわりのだし」を別添。化学調味料不使用。

エントリー3:丸美屋食品工業「だしのこだわり〈生姜香る五目釜めしの素〉」

▽発売日=8月3日、全国
▽価格/内容=220円(税別)/2合用(2~3人前)
▽商品特徴=「だしのこだわり」シリーズ。大きめカットのタケノコ、コンニャク、ニンジン、油揚げ、昆布に、千切りショウガを利かせた。焼津産鰹節と北海道産昆布を合わせた別添のこだわりだし付き。塩分25%カット。

エントリー4:Mizkan「だし炊きあごだし鶏ごぼう釜めし」

▽発売日=8月2日、全国
▽価格/内容=388円(税込み)/2合用(2~3人前)
▽商品特徴=水を加える必要がないストレートタイプ。焼あごだしを利かせた。鶏肉、ゴボウ、ニンジン、コンニャクなどの国産具材入り。

購入するポイントは、パッケージデザインや“具”の豪華さ

試食前の第一印象では、パッケージデザインの豪華さ、ネームバリュー、“黒豚”という素材により、「銀座ろくさん亭〈極みの黒豚釜めし〉」(大塚食品)が圧倒的な差をつけて注目されました!

一方で、試食後は好みが分かれ、具材感では「炊き込み御膳〈きんぴら風蓮根〉」(江崎グリコ)、だし感では「だし炊きあごだし鶏ごぼう釜めし」(Mizkan)、そして香りへのこだわりとして「だしのこだわり〈生姜香る五目釜めしの素〉」(丸美屋食品工業)がおのおの高く評価されており、各アイテムの特徴が十分に消費者に伝わったようでした。

“素“を使う家庭は意外と少ない?…とても便利な商品なんですよ!

ただ、こうした素を使わずに炊き込みご飯を作る家庭が少なくないことも分かりました。家庭の味が出やすいメニューなだけに、各家庭の味を大事にされているおうちもあるようですね。

ですが、今回初めて利用した人も、「手軽でおいしいものを発見」「調理がラクで大変おいしい」という意見が多数!

また、作り方を見るとどの商品も「セットしたらすぐに炊く」と作り方にあるのですが、「タイマーセットできる商品が欲しい」という声も挙がりました。共働き家庭が多くなった今、夜に帰ってきたら「おいしい、季節の炊き込みご飯が炊けている!」という状況は確かに嬉しいですよね。

炊き込みご飯は、春は山菜やタケノコ、夏は枝豆や貝、秋はクリにキノコ類、そして冬はカニやサケと、季節具材で食卓を彩っています。素材から生まれるだしのおいしさと、素材が生きるだしの使い方を駆使した、こうした”素”を使ってみてはいかがでしょうか。

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