千葉県習志野市在住の管理栄養士・宮崎亜矢です。朝の忙しい時間に作るお弁当には、冷凍食品のおかずは必須! と思っているママさんは多くいらっしゃることでしょう。確かに、朝はバタバタしているので、お弁当作りはスムーズに済ませたいものです。
ただ、市販の冷凍食品は割高ですし、なによりもお弁当には手作りが一番! ということで、お弁当用の冷凍おかずを家庭で作ってしまいましょう。さまざまな食材を使った、お弁当用の冷凍おかずレシピを紹介します。

冷凍からあげ 酢を加えるのがコツ

お弁当おかずの定番、人気のからあげの冷凍レシピです。いつものからあげに酢を少々加えることで、冷凍しても硬くなりにくいという特徴があります。

<材料>
鶏モモ肉
にんにく(チューブ)
しょうが(チューブ)
醤油
ゴマ油

片栗粉
揚げ油

<作り方>

  1. 鶏モモ肉を一口大に切り、にんにく、しょうが、醤油、ゴマ油、酢を揉み込みます。
  2. 揚げ油を熱して、(1)に片栗粉をまぶして揚げたら、完成です。

冷凍からあげの場合は、鶏肉は必ずもも肉を使用してください。完成後に冷凍するので、むね肉だとどうしてもパサつきがでてしまいます。

粗熱がとれたら、ビニール袋などに入れて冷凍保存してください。完全に凍ったら、くっついている部分を手で割るようにして1つずつにしておくと、朝の準備がスムーズです。タッパーや容器に入れてしまうと、手で割る際に入れ物から出して素手で行うことになってしまうので、衛生的にあまりおすすめできません。

同様の手順で、サーモン、メカジキ、サバなどを使用すると、魚の竜田揚げの冷凍おかずができあがります。

冷凍コロッケ ジャガイモのおいしさそのまま

じゃがいもは固形の状態で冷凍すると水分が抜けてスカスカになってしまいますが、コロッケの場合は潰して調理しているので、おいしい冷凍おかずになります。

<材料>
じゃがいも
挽き肉
玉ねぎ
サラダ油
ウスターソース
オイスターソース
鶏ガラスープの素
塩コショウ
小麦粉

パン粉
揚げ油

<作り方>

  1. じゃがいもは電子レンジで柔らかくなるまで加熱して、皮を剥いて潰しておきます。
  2. フライパンにサラダ油をひいて、みじん切りにした玉ねぎと挽き肉を炒め、ウスターソース、オイスターソース、鶏ガラスープの素、塩コショウで味を調えます。
  3. (1)と(2)を合わせて小判形にし、小麦粉をまぶしておきます。
  4. 揚げ油を熱して、(3)を割りほぐした卵につけ、パン粉をまぶして、揚げたら完成です。

からあげと同様に、粗熱がとれたらビニール袋などに入れて冷凍し、凍ったらくっついている部分を割って離しましょう。

冷凍グラタン 多めに作ってストックすれば便利

朝からグラタンを作ろうとすると大変ですが、冷凍おかずなら楽ちんです。多めに作って、ストックしておくとよいでしょう。

<材料>
マカロニ
ベーコン
玉ねぎ
ほうれん草
バター
小麦粉
牛乳
コンソメ顆粒
塩コショウ

<作り方>

  1. マカロニは、下ゆでをしておきます。
  2. ベーコンは短冊切り、玉ねぎは薄切り、ほうれん草は3センチ幅に切ります。
  3. フライパンにバターをひいて、(2)を炒めます。
  4. 火を止めて、小麦粉を混ぜ合わせます。
  5. マカロニと牛乳を加えて火にかけて、コンソメ顆粒と塩コショウで味を調えます。
  6. トロミがついたら完成です。

1食ずつシリコンカップなどに分けて、冷凍保存しましょう。アルミカップは電子レンジ非対応なので、避けてください。

生クリームを使用すると冷凍した際に分離してしまう危険性があるので、牛乳で代用しています。マカロニがない場合は、サラダ用のシュートパスタなどもよいでしょう。

冷凍煮物 大根も凍らせることができます

販売されている冷凍食品に使われている野菜のほとんどは、家庭でも冷凍することができます。今回は、大根の煮物レシピです。

<材料>
大根
だし汁
醤油
みりん

<作り方>

  1. 大根をお好みのサイズに切ります。その後、電子レンジで少し加熱しておくと時短に繋がります。
  2. 鍋に大根とだし汁を入れて、火にかけます。
  3. 大根が柔らかくなってきたら、醤油とみりんを加えて味が染みるまで煮たら完成です。型抜きなどを使用して形を作る場合は、冷凍する前に行いましょう。

まとめ

お弁当用の冷凍おかずレシピはいかがでしたか?

冷凍おかずを作っておけば、朝は電子レンジで加熱→冷めたらお弁当箱に詰めるという工程だけでよいので、とても手軽で簡単です。冷凍のままお弁当箱に入れて自然解凍でももちろん食べることができますが、電子レンジで解凍したほうが、より出来立ての味に近くなります。