佐賀の蔵元、光武酒造場は著名漫画家の永井豪氏とコラボレートした本格焼酎「デビルマン　魔界への誘い」を9月3日に発売する。永井氏の画業50周年を記念した商品で、すでに一部イベントなどでは販売していた。正式発売後は日本国内はもちろん同社商品が流通する中国、タイといった海外でも展開していく計画だ。同様の企画で8月2日から「はちみつ梅酒　キューティーハニー」を発売している。

「デビルマン」は、黒麹仕込みの芋焼酎“魔界への誘い”を2年間土蔵の中でかめに入れ熟成させた。ゆっくり寝かせたことで、黒麹仕込み特有のまろやかさと甘みが際立つ味わい。アニメーターの和田卓也氏が描いたデビルマンのイラストがボトルに印刷されている。アルコール度数25％。

8月16日に東京・銀座のサキホール日比谷バーで発表会を開催。光武博之社長が永井氏などと登場し、「コクとうまみが口の中に広がり、長い年月から目覚めた極上の魔界への誘いを感じることができる」と自信を示した。

永井氏は「若いころから酒全般好きだが、最近はもっぱら焼酎。“魔界への誘い”はもともと知っていた」とした上で、今回の商品について「すっきり飲みやすい。すいすい入っていく」と笑顔で感想を述べた。

「キューティーハニー」は厳選した国産のウメとはちみつをブランデーに漬け込み、1年以上熟成した。イラストレーターの松田りおん氏が描いた個性的なキューティーハニーのラベルが映える印象的なデザインとなっている。アルコール度数14％。8月2日の「ハニーの日」に発売済み。

発表会では「デビルマン」をコーラで割った「魔界割り」や梅酒にジンジャーエールとアセロラ、レモンピールを加えた「ハニーフラッシュ」などのカクテルを試飲提供した。

◇日本食糧新聞2018年8月22日号の記事を転載しました。