森永製菓は、同社独自の特許技術で外側はサクッと香ばしく、内側はとろっとなめらかという相反する二つの食感を両立させる「ベイクド技術」を活用したおつまみ「チーゼスト」を、ものづくりコミュニティーによるオープンな商品開発を推進するTRINUS社と共同開発した。

8月8日からTRINUS社のWebサイトでクラウドファンディングを開始し、商品支援者の募集を開始した。TRINUS社は、4000人以上のデザイナーから成るものづくりコミュニティーを有し、商品企画、開発、ブランディングから販売まで一貫支援を行うオープンバリューチェーンの推進企業。

18年1月、長年研究を重ねてきた技術シーズの可能性を広げるためTRINUS社とオープンイノベーションによる商品開発を開始し、約1時間以上溶けない食品素材「LSA」と「ベイクド技術」の二つをテーマに、TRINUS社のプラットフォームに登録するデザイナーから、商品コンセプト・デザインを公募した結果、「ベイクド技術」に関して150件の応募があり、採用コンセプトを選出。プロジェクトチームによって試作開発を進めた。

有職女性の増加で、宅飲みや、それに関連するおつまみ商品市場も伸長傾向にある。「チーゼスト」は、一日の仕事のストレスや疲れを癒やすぜいたくな時間を、もっと手軽に楽しんでもらいたいとの思いで開発した。本格的なチーズの味わいとカリッとした食感はストレス解消、内側の滑らか食感は、日々の疲れの癒やしを提供する。支援金420円(税別・送料別)。

◇日本食糧新聞2018年8月13日号の記事を転載しました。