江崎グリコはルウタイプ汎用(はんよう)調味料「ポントクック」を8月21日から関西地区限定で先行発売する。
同商品のキャッチコピーは「ポンッと入れるだけで、とろみとおいしさばっちり決まる!簡単手作り応援調味料」とし、カレーのルウのように具材を炒めて煮込んでから加えると、一から手作りしたような仕上がりになるのが特徴。

ホワイトソースやドミグラスソースなど洋風メニューのみならず、麻婆ソースや中華風うま塩ソースなどの中華メニュー、和風あんかけや和風あまから煮込みなど、6種類がラインアップされる。またホワイトソースからグラタンやクリームパスタ、クリームシチューなどさまざまなアレンジが可能で、メニューの幅は広い。

働くママ世代増加で、簡便や時短のニーズは高いものの、ここ1~2年は専用調味料の成長は鈍化傾向にある。同社は、さらなる市場拡大のためには「簡単にしたいが手抜きとは思われたくない」というニーズに応える新たな商品が必要とし、開発した。レトルト加熱を行わない商品のため、風味が損なわれず手作り感も引き立つ。

販売促進策としてTVCMを投入。ユーチューブでのCMも併せて周知を図る。新コンセプト商品のため、Webでの作り方の発信や店頭の専用ツールやレシピリーフレットなど、あらゆるチャネルを使い訴求する。

ほかにも、話題の電気圧力鍋「T-fal Cook4me Express」とコラボしたメニュー開発や、同商品が当たるキャンペーンも予定している。

同社の「らくわけトレー」を採用し、任意の人数分を簡単に作れる工夫もされており、小・中学生の子どもを持つ有職主婦をメーンターゲットに、全国展開を見据える。希望小売価格は300円(税抜き)と、トライアル購入も促せる価格設定だ。

◇日本食糧新聞の2018年7月27日号の記事を転載しました。