「山のむこう」には、“自然由来のエナジードリンク”があった。サントリー食品インターナショナルは「自然とのふれあいによる人間性の回復」への貢献を目指し、スノーピーク社との共同開発商品の第4弾となる「サントリー 南アルプス PEAKER(ピーカー)ビターエナジー」を8月21日から1都10県で新発売する。「厳選素材の自然なチカラを、自分のペースで取り込める南アルプス発のエナジードリンク」をコンセプトに、エナジードリンク市場に風穴を開ける。

自分のペースで、どこでも飲める新たな飲用スタイル

ストレスフルな社会の進行から「手軽に疲れを取りたい。元気になりたい」というニーズの顕在化を背景に、エナジードリンク市場は伸長を継続しているが、10代から30代の男性がメーンユーザーという非常に狭い層に支持されている現状がある。

そこで、同品専用として開発した再栓可能なPETボトル容器を採用、自分のペースでいつでも楽しめるという新たな飲用スタイルを提案することで、さらに多くの性別や年代のユーザーへ訴求を図る。

同品のこだわりは三つ。カフェインを含む茶葉の“グアユサ”など厳選素材を使用することでエナジー感のある味わいに仕上げた。さらに、ホップと有機グレープフルーツ果汁由来のクセになる自然な苦味やのどにぐっとくる強炭酸の刺激を掛け合わせることで「これまでにないエナジー感」を生み出すことに成功している。

加えて、カフェイン量は従来のエナジードリンクよりも少ない1本当たり45mgと、525mlの緑茶飲料1本分(同社比)と同等の量となるなど、同社独自のカフェインや糖の設計を施している。

また、缶容器が主流のエナジードリンクに対し、黒地に赤がスタイリッシュなリキャップ可能なPETボトルを採用するとともに、容器に目盛りのデザインを施すなど「自分のペースで、どこでも飲めるという新たな飲用スタイル」を提案する。

ジャパン事業本部ブランド開発第一事業部の脇奈津子氏は「スノーピークのピーク(山の頂・いただき)が続くこと、ピーク(最高潮)を高めるエナジー感が続いていくこと、そして、ピーク(絶頂)を続けさせてくれる人という意味がネーミングの由来となる。『ピーカー』というユーザーと一緒に頑張る存在を目指していきたい」と語った。

◇日本食糧新聞の2018年7月25日号の記事を転載しました。