暑~い夏をチーズのパワーで乗り切ろう! サラダに加えるだけで完全栄養食に
チーズコーディネーターの天花寺歩美です。皆さん、今年の夏も暑いですね。早くも真夏日の連続に、体力も食欲も落ちてしまいますよね。そんな時こそチーズの力を借りませんか。暑くて火を使うのも嫌だ! そんな時にお勧めです。
今回はサラダにチーズをプラス、というアイデアを紹介いたします。簡単で日常に取り入れやすいチーズアレンジで、手早く美味しく元気になりましょう。
すりおろしたり、ちぎったり…サラダにチーズをプラス!
チーズは必須アミノ酸をバランスよく含み、栄養バランス豊富なパワーフード。お野菜や果物と合わせることで、バランスの良い組み合わせになることを前回ご紹介いたしました。
食欲がなくて、しかも暑くて火も使いたくない!
そんな時にお勧めしたいのが、いつものサラダにチーズをプラスすること。チーズは冷蔵庫にあるもので何でも構いません。もうすでにやっているよ! という方はタイプ別のチーズの活用法をご参考ください。
ハードタイプはすりおろして
ハードタイプとは、「パルミジャーノ・レッジャーノ」や「グラナ・パダーノ」、「熟成タイプのゴーダ」などの固いチーズのことです。
これらのチーズがあれば、チーズおろし器や大根おろし器ですりおろしてサラダにかけます。ハードタイプは塩分もしっかりあるので、お塩はかけなくてもよいかもしれません。
そしてオリーブオイルと胡椒をガリガリかければ、あとはチーズのうまみが助けてくれます。仕上げにレモンを絞ればより爽やかにいただけます。
粉チーズで代用することも可能です。しかし、おろしたてよりどうしても香りや風味が劣ります。また乾燥していて塩味をシャープに感じてしまうこともありますので、塩加減に気を付けて使ってみてください。
ハードタイプよりもう少ししなやかなセミハードタイプ(チェダーやミモレット、若いゴーダ)などがあれば、野菜の皮をむくピーラーなどで、薄くスライスして散らしてもいいでしょう。
白カビタイプはちぎって
カマンベールやブリーといった、外側が白カビで包まれているタイプは、柔らかくて食べやすいですよね。近頃はコンビニでも置いている、とても身近なチーズの一つかと思います。
そのまま食べるだけでなく、白カビタイプもサラダにのせましょう。クレソンなどの少しクセの強いお野菜にも白カビのマイルドで香ばしい味わいがよく合います。
白カビチーズは小さくカットするか、柔らかくて切りにくければ手でちぎって散らしましょう。その際、必ず白カビと内側の生地が両方入るようにすると、味が均等になります。
あとはさらっとしたオイルをまぶしてお塩を少し、最後に黒胡椒をガリガリっとかければ味に締まりが出ます。
シェーヴルタイプもカットして
また、暑いこの時期こそ食べてほしいのがシェーヴルチーズです。シェーヴルチーズは山羊のミルクから造られたチーズの総称。山羊の出産シーズンから、春~初夏がシェーヴルチーズの“旬”といわれています。
また、熟成の若いシェーヴルのほんのりした酸味こそ暑い時期に美味しく感じられる味わいです。
牛乳で造られたチーズに比べて、水分量が少なく口に入れると少し粉っぽく感じることもあるシェーヴル。みずみずしいレタスなどの葉物野菜と一緒に食べることで、とても食べやすくなります。たっぷりのお野菜と一緒に食べていただきたいチーズです。
フレッシュなオリーブオイルと爽やかな辛みを味わえる白胡椒をアクセントに召し上がってください。
キリっと冷えた白ワインやロゼワイン、美味しいパンを添えれば、おしゃれな休日のブランチにもなりますね。
チーズは「ほぼ完全栄養食品」
以前の記事でも書いたように、チーズは「ほぼ完全栄養食品」です。
チーズに足りない栄養素、それは「ビタミンC」と「食物繊維」のみ。この二つの栄養素はお野菜で補えますよね。チーズとサラダの組み合わせは美味しいだけでなく栄養面にも優れているといえます。
また消化がよいこともチーズの利点の一つ。暑さに負けそうな方も、すでに夏バテ真っ最中の方も、アイスばかり食べずにチーズを食べましょう。
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