ダイエーは6月28日、「ダイエー神戸三宮店」(神戸市中央区)をリニューアルオープンした。今回は館全体の魅力を高めるための新たな挑戦として、おいしいお酒とそれによく合う料理を気軽に楽しむことができるオリジナル「Wine Bar(ワインバル)」を初導入し、飲食サービスの強化を図っている。

ダイエーは、首都圏と京阪神地域での事業領域のシェア拡大を目的に、「おいしく食べて“ココロとカラダ”健康に」をコンセプトとし、顧客の「料理したい!」「食べに行きたい!」というニーズに応える商品やサービスを充実させた業態「イオンフードスタイル」の展開を進めている。

今回、「イオンフードスタイル」の象徴的な店舗である「ダイエー神戸三宮店」で、館全体の魅力を高めるため新たな挑戦として、おいしいお酒とそれに合う料理を気軽に楽しめる「Wine Bar」(営業時間午前11時~午後9時)を同社で初めて展開。リニューアルオープン当日は多くの来店客でにぎわった。同店で実証実験し新店や既存店への水平展開も検討している。

ステーキメニューやアルコールを提供

30代の男女をメーンターゲットにした「Wine Bar」では、その場で食べられるステーキ(同社オリジナルの国産黒毛和牛「さつま姫牛」を使用した「さつま姫牛イチボステーキ」や、「プライムビーフ肩ロースステーキ」など、真空低温調理で肉のうまみを閉じ込め、仕上げにカリッと焼き上げた“ロースト&鉄板焼きステーキメニュー”を約5品目)やビーフシチュー、生ハム・チーズセットなど合計約15種類のフードメニューと、店内で販売している500種類以上の中から厳選したワインや、地元産のクラフトビール、日本酒など、酒を中心とした約25種類の飲料を提供している。

午前11時~午後2時のランチタイムでは「プライムビーフ肩ロースステーキランチ」(本体価格700円)、「プライムビーフシチューランチ」(同780円)、午後2時~午後5時はハッピーアワーセットA(グラスワインと生ハム、チーズのセットで同580円)、ハッピーアワーセットB(クラフトビールとホットドッグのセットで同580円)など、顧客のニーズに合わせて、平日は時間帯によってメニューが変わるお得なセットメニューを販売している。

また、イートイン用の座席数を従来の2倍となる約100席に増設。充実したフードメニューと酒をゆっくりとくつろぎながら楽しむことができる空間を演出している。

「Wine Bar」を展開する同店の1階フロアには、このほかにも生絞り果実やスーパーフードを使用したジュースバー、店内で焼き上げたパン、挽(ひ)きたてコーヒーを展開し、「食べに行きたくなるお店」をコンセプトとしたフロアに生まれ変わっている。

◇日本食糧新聞2018年7月6日号の記事を転載しました。