バリーカレボー社の日本法人バリーカレボージャパンは、ダーク・ミルク・ホワイトに次ぐ、第4のカテゴリーのチョコとして開発したルビーチョコレートの業務用販売を開始する。17年9月に上海で発表して以降、注目を集めるルビーチョコレートをプレミアムグルメブランド「カレボー」の新商品「RB1(アールビーワン)」(写真)として日本に本格展開を開始。卸店の前田商店やECモール楽天市場で10月に発売。7月19日から先行予約を開始。

6月29日に東京・ベルギー大使館で開催した発表会で中野文孝社長は、日本のチョコ市場が2030年に17年比で1.2倍に拡大、成長ドライバーは健康系商品とプレミアム商品になると分析した上で、「プレミアムチョコのRB1が、今後の世界のチョコ市場および日本のチョコ市場をけん引する」と新製品に自信を見せた。

原紅希子グルメブランドマネージャーは、ルビーチョコレートをダーク、ミルク、ホワイトに続き、約80年ぶりに誕生した第4の新カテゴリーの商品と同品のチョコ市場における革新性を説明。商品特徴を「ルビーチョコレートの色と味は、ルビーカカオ豆に由来し着色料などは不使用。カレボー独自のカカオ豆の選別能力とそのカカオ豆の持つ色と味を引き出す製造技術により無着色で天然のルビー色をチョコが誕生した」と説明。

「RB1」は、ベルギーのプレミアムグルメブランドであるカレボーが、業務用としてショコラティエ・パティシエ向けに開発した初めてのルビーチョコレート。19日に予約販売を開始し、8月7日に大阪で、同10日に東京で、同社プロフェッショナル向けのトレーニング施設チョコレートアカデミーセンターの責任者尾形剛平氏が講師を務める講習会を開催予定。

発表会には辻口博啓氏と小山進氏が登場し、辻口氏は「天然のルビー色の美しさは無限の可能性を感じており、その価値を業界は理解している。ルビーチョコレートが本来持っている特性を探っていきたい」。小山氏は「初めて知ったとき、まずは早く見て、味わってみたいととても興味が湧いた。コーヒーやロゼシャンパーニュなどと合わせるとより引き立つと思う」とそれぞれルビーチョコレートに期待感を示した。

◇日本食糧新聞2018年7月6日号の記事を転載しました。