江崎グリコと麺屋武蔵は、江崎グリコのアーモンドミルク「アーモンド効果」を使用したコラボメニュー「冷やしアーモンドミルクつけ麺」を渋谷の「麺屋武蔵武骨外伝」で、19日から7月18日まで1日20食限定で販売している。

18日に東京都内で開催した説明・試食会で江崎グリコの木村幸生健康事業・新規事業マーケティング部長は、「アーモンド効果」の独自製法や、ビタミンEなどの栄養素を豊富に含むことを説明した上で、17年アーモンドミルク市場が前年比5%増と伸長した。

そのうち「アーモンド効果」は16%増と好調に推移していることを明らかにし、TVCMなどマス広告と今回の「麺屋武蔵」とのコラボなどで、消費者とのタッチポイントを増やしながら、アーモンドミルク市場の拡大につなげるとの考えを示した。

江崎グリコ木村幸生健康事業・新規事業マーケティング部長(左)と麺屋武蔵・矢都木二郎社長

麺屋武蔵の矢都木二郎社長は、コラボの経緯を「ラーメンは不健康なイメージが強い。当社は、ラーメン界の中で、革新的なことをやりたいという理念とおいしさと健康を理念に持つグリコさんと、健康なラーメンを開発したいという思い」からと説明した。

「冷やしアーモンドミルクつけ麺」は「アーモンド効果〈砂糖不使用〉」を使用した怪味ソースがポイント。怪味とは、中国・四川省生まれの調味料で、五味すなわち甘味、酸味、塩味、苦味、うま味に加え、辛味としびれが特徴の調味料。この怪味ソースとアーモンドミルクを使用したスープを組み合わせることで、味の深みをプラスした。

つけだれには、酸味のあるベースの鶏だしに「アーモンド効果〈砂糖不使用〉」、玉ネギ、メンマ、バジル、岩海苔、ラー油を使用。また、コシのあるもちもちとした食感の麺に、白ネギ、キュウリ、味噌だれ、蒸し鶏をトッピングした。

さらに、麺の下にはアーモンドオイルで作ったアーモンドラー油とクランチアーモンド、パクチーを添え、これからの季節に最適なエスニック風の味わいに仕上げた。価格1000円(税込み)。

ビタミンEと食物繊維が取れるアーモンドは、栄養の宝庫といわれており、健康・美容意識の高い女性を中心に「スーパーフード」として話題を集めている。このアーモンドミルクは、牛乳・豆乳に続く「これからのミルク」として、最近では飲料としてだけでなく、料理に使う人も増え注目されている。

◇日本食糧新聞の2018年6月25日号の記事を転載しました。