森永製菓は、「お菓子をこえる『をかし』な体験を」をコンセプトにしたショップ「TAICHIRO MORINAGA」の東京初の常設店を6日「NEWoMan新宿」に開店した。同店は1899年、西洋菓子がまだなじみのない時代に、森永製菓の創業者森永太一郎氏は、米国で菓子づくりの技術を身につけ、キャラメルなどの菓子を日本で初めて製造販売した。「おいしいお菓子を多くの日本の人々に届けたい」という創業者の熱い思いを現代に新しくカタチにした「TAICHIRO MORINAGA」の東京初の常設店。

多くの人が行き交う新宿で、品質・味づくりを一層問われる場所で、未知なる驚きを体験した明治時代の人々と同じように、同社は110余年かけて磨き上げた菓子づくりの技術で、「美しい、見事だ、趣がある、心が引かれる」など「をかし」な体験を新たな驚きとともに提供する。

NEWoMan新宿では、ラスク専用に焼き上げたブリオッシュを、ミルクキャラメルとたっぷりのバターで仕上げた「キャラメルラスク」、こだわりのキャラメル原料と風味を際立たせるゲランドの塩を使用し絶妙な火加減で焼き込むことで、芳醇(ほうじゅん)な味わいとこれまでにない食感を実現した「キュービックフィナンシェ」の2品を新発売する。

〈店舗概要〉
「TAICHIRO MORINAGA」
▽所在地=渋谷区千駄ヶ谷5-24-55、NEWoMan新宿2階エキナカ

◇日本食糧新聞の2018年6月8日号の記事を転載しました。