おつまみなどの企画販売を行っている久慈食品は、おつまみ市場の中で伸長を続けるフライカテゴリーのさらなる活性化を目的に、ハワイの名物料理「ガーリックシュリンプ」を忠実に再現した「ガーリックシュリンプフライ」を3月1日から発売している。

おつまみ市場のフライ商品は、イカを原料にすることが多いが、同品は小エビを使用している。2月に開催された「スーパーマーケット・トレードショー」で披露され、流通各社から大きな注目を集めたという。発売後1ヵ月ほどで、初回ロット分は全て出荷するなど順調な滑り出しとなり、リピート率も高いという。

同社は1966年8月創業で今年53年目を迎える。企画商品は、生活者の目線で市場調査を行い、最新のトレンドをキャッチアップした開発を営業部と商品開発部が連携して行う。同社の商品開発におけるキーワードは“スピード”と“独自性”とのこと。

今回発売した「ガーリックシュリンプフライ」は、フライ商品で新規性のある商品を開発するという思いからスタートした。フライ商品のフレーバーは、塩やわさびなど和風の味わいが多いが、トレンド分析を行う中で、ハワイの名物料理である「ガーリックシュリンプ」をフレーバーに選択した。

さらに、イカ原料が高騰していることから、小エビを採用することで、「ガーリックシュリンプ」を忠実に再現すると同時にコスト抑制も図った。小エビを殻ごとサクッと香ばしく揚げ、スパイシーでお酒のおつまみに最適な味わいに仕上げた。

パッケージは、通年販売商品として計画していることから、ハワイの名物料理をおつまみで再現した商品特徴はしっかり伝えながら、夏場を想起させるような「ハワイ感」を抑えた。またチャック付き包装にすることで保存しやすいようにした。45g、参考価格250円(税別)。

◇日本食糧新聞の2018年6月4日号の記事を転載しました。