子どもたちが手軽に食べられて、朝ごはんやランチ、お弁当にも大活躍するパン料理と言えば…そう、サンドイッチ!
主食とおかず、野菜も一度に食べられるし、フルーツサンドなんて特別感たっぷりのごちそうデザート! 食べやすいし簡単に作れるし、工夫次第でいろんな食べ方が楽しめる。親子さんにはもってこいです。でも、おたくのお子さんは言いませんか? 「パンの耳、取って!」

サンドイッチの時あるある!「パンの耳があまる!」問題

4月12日はパンの記念日。そして毎月12日も、パン食のさらなる普及を目指す「パンの日」とされています。

一番身近な食パン。我が家でも常備している6、8枚切りの食パンでサンドイッチを作ることが多いので、そのたびにパンの耳がごっそりあまります。…サンドイッチ用のパン、買って来ることってあまりないですよね。

さあ、上の画像をご覧ください。なんと本体(サンドイッチ)と同じくらい?毎度このくらい、パンの耳が残るわけです。もったいないから、黙々と(もぐもぐと)ひとりで食べていたのですが…

テミタ「だめだ、飽きた…」

そしてある日、テミタは宣言しました。

「かあちゃんはセガレが残したものを食べる係の人ではありません! パンの耳はできるだけ自分で食べましょう!」

パンの耳をみんなでおいしく食べる方法の開発のはじまりです。

参考サイト:パン食普及協議会

パン耳レシピその1「逆転サンドイッチ」

残ったパンの耳は当初、サンドイッチの中身をディップして食べていたのですが、「お料理として形にならんもんか?」とアレンジしてみました。

「パン+味+パン」というサンドイッチの基本形態を逆転! パンの耳は小さめにカットしてから中身と和えて、食べた瞬間が「パンの前にまず味」の状態にしちゃいます。

この逆転形態の利点はパンより先に中身の味が分かるところ。普通のサンドイッチでの「噛んでから中身の味がして、おいしい」が待てない、かみかみが苦手な幼児さんにもおすすめ。

「おいしい」がすぐ伝わるからこそ、しっかり噛んでもらえます。いうなればプレ・サンドイッチ! サンドイッチの練習版です。

もう一つのおすすめスタイルは、クルトンどっさりサラダ。ダイスカットしたパン耳をフライパンで揚げ焼きに。粉チーズや黒コショウ、ドレッシングなどで味付けして、サクサク食感を楽しみます。

パン耳レシピその2「チーズステーキ」

セガレには一時期、三度(サンド?)の飯よりチーズが好きな時期がありました。

サンドイッチのときも、「ハムとトマトとスライスチーズに、レタスかキュウリでお願いよ~」といっちょまえなオーダーをして、当然のようにパンの耳は放置。

そこで作ったのがチーズステーキ。フライパンにピザチーズを広げ、その上にパンの耳を並べてふたをし、蒸し焼きにします。チーズが溶けて、さらに香ばしく色づいたら完成。

食べごたえがあるし、フォークとナイフで食べるから、ウチでは「ステーキ」って呼んでます(笑)。

パン耳レシピその3「ドーナツもどき」

 

パンの耳、食べきれずに時間がすぎちゃって、堅くなることがありますよね。定番の「油で揚げて砂糖をまぶして」食べるのにはちょうど良くて、まさにパン耳即席ラスク、アッという間に手作りできます。

この元祖パン耳レシピとも言える「揚げたパン耳」、実は私、ちょっと油っぽくて苦手…。

もしかしたら、表面積を減らすとしみ込む油が減るかしら?と、てんぷらの衣をつけて揚げてみました。これが大当たり。

「てんぷらは蒸し料理」とは言い得て妙。パサパサしたパンに適度に水分が回って、もちもち食感に、かつ衣はサックサク! 仕上げにグラニュー糖をまぶして、まるでドーナツ。

おまけ:テミタ家伝統のたまごサンドイッチの中身の作り方

みなさん、たまごサンドはどう作りますか? ゆでたまごを包丁で細かく切る方法を中学校の家庭科で教わったとき、「えー!そんな面倒な!」とひとり静かに驚いた思い出があります。

テミタ家はこんな感じ。大きめのフォークでつぶしちゃいます!

今回の画像で登場したたまごサンド、全部この方法で作りました。1、2人前ならこれで十分、簡単だし洗い物も少なくて、子どもさんも自分で作れますよ~。