夫婦の遠距離食卓スタート!俺流カブのポトフを作ってみた【小説・私の食卓:20】
こんにちは、ベジフルボディデザイナーmoccoです。「私の食卓」は、美と健康維持をモットーに自分らしく生きる美健女子の物語を小説風にお届けいたします。
第19話では、ビックリ!丸井家夫によもやの転勤辞令が。緊急事態の時こそ、食生活で重宝するのが“カブ”。生でも加熱しても簡単に調理できる万能野菜で、丸井家の遠距離食卓が始まります。
第19話はこちら
いきなりの転勤…忙しい時ほど重宝する万能野菜のカブ【小説・私の食卓:19】
【月曜日】クセがない、飽きない!すぐ使える万能カブ
「朝ごはん食べて~」
「おっ!味噌汁にサラダに肉炒めに…カブ尽くしじゃん」
「冷蔵庫に残して東京に帰ったら、しなびてもったいないでしょ」
「確かに!これ全部、朝から作ったの?」
「そう。カブはクセがないから、簡単に何品も作れるのよ」
「昨日からカブ尽くしだけど、カブは続けて食べても飽きないな~」
「私もそう思う。カブのお弁当も作ったけど持っていく?」
「あっ、持っていく! ありがとう」
「外食が多くなると思うけど、野菜だけは摂るように心掛けてね」
「うん。キミもボッチ食卓になるけど、自分のためにご飯を作って元気しとってよ!」
「は~い。…グスン」
【土曜日】疲労した胃を癒すカブのポトフ
(着信音♪)
「今夜はカブでポトフを作ったぞ~!」
「えっ、自炊したの?」
「実は…木曜の朝にいきなり胃がギュ~っとなって。病院行ったら胃腸炎だって」
「え~。新しい職場で頑張り過ぎたのかな?」
「かもな…。あと、外食が続いたからな~」
「で、カブでポトフを作ったの?」
「そう。温かくて、野菜も食べられて、俺にも作れて、作り置きできるメニューは?って考えたんだ」
「エライ! すっかり美健男子じゃん。カブは消化を助けてくれる食材なのよ」
「まじ~? なんかカブを食べたくなったんだよなぁ」
「わかる! カブってなんかクセになるのよね」
「カブの葉っぱはどうしよう?」
「あっ! 葉っぱは捨てないで」
【日曜日昼】疲労した体の老化防止!アンチエイジングにカブの葉のふりかけ
(着信音♪)
「言われた通りに作ったけど、カブの葉のふりかけってウマいね~」
「でしょう! 簡単、栄養満点だから料理初心者におススメよ」
「刻んで炒めるだけで!3分クッキングだったよ」
「カブの葉はビタミンやミネラルが豊富だから疲れた体の老化防止に良いのよ」
「アンチエイジングってこと? 酒のつまみにもなって重宝してる」
「おつまみが美味しいからって、飲み過ぎないでね!」
【日曜日夜】心を動かすクセがないカブのお味噌汁
(着信音♪)
「私も、カブの葉と根を丸ごと使ったお味噌汁を作ったのよ」
「俺たち『クセがないカブ』がクセになってない?」
「うん。お味噌汁をボッチ食卓で食べながら思ったんだけど。栄養とか見た目を意識した食事も大事だけど…」
「誰と食べるか!だろ?」
「そう! よくわかったわね」
「俺も感じたから。何気ない食卓のご飯が美味しいのは、同じ食感覚のキミと食べるからだって」
「クセがないカブの美味しさが心に響いたのかもね。私たちの遠距離食卓…楽しくなりそう!」
第21話は、“あまおう”苺の楽しい食べ方(前編)です。お楽しみに
「食卓のある場所」美味しいと感じる記憶を育てる基地 ベジフルボディデザイナーmocco
この春、我が家の「食卓のある場所」を変えてみました。子どもの成長とともに一緒に食事をする機会の少なくなった食卓を、部屋の中央に移動してみました。するとどうでしょう。
部屋の中がパッ!と明るくなりました。
食卓は、家族のそれぞれが楽しい時も嬉しい時も怒っている時も悲しい時も辛い時も淋しい時も…、どんな時でも食事をした我が家の基地です。
食卓で覚えた味と時間を共有した家族や仲間との思い出は、健全な体と豊かな心を育て、何年、何十年経っても遠い昔の懐かしい情景を蘇らせ、心を元気にする力を持っています。
心地よい人たちと美味しさを分かち合った食卓の味と記憶は最高のご馳走ではないでしょうか? 美健女子のみなさん、この春、食卓を移動して純白なカブを貴女流に料理してみませんか。ココロとカラダが元気になりますよ。
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