ある日、たべぷろ編集部に一通のメールが舞い込みました。なんと、チーズブランド「イル・ド・フランス」のディナーイベント「アールデコチーズパーティbyイル・ド・フランス」にご招待!というステキなお誘いではありませんか♪
そこで、今回はめくるめく夢の一夜!フランスのおしゃれチーズパーティの潜入記をお送りいたしますっ!

めくるめく夢の一夜♪おしゃれイベントにお招きいただきました

今回お招きいただいたイベントは、100%フランス産のナチュラルチーズのブランド「イル・ド・フランス」のおいしいチーズを通して“チーズの本場・フランスのライフスタイル”を提案するという狙いがあるのだそう。

会場は…なんと、あの“赤坂プリンスクラシックハウス”! 「旧李王家東京邸」として1930年に建設されたチューダー様式の洋館で、「旧グランドプリンスホテル赤坂 旧館」として親しまれてきた建物。

2016年に赤坂プリンスクラシックハウスとして生まれ変わり、たべぷろ編集部員が「はぁ~、ステキ」とため息を漏らしていたアノ場所ではありませんかっ!!

デスクに「行ってみる?」と聞かれ、「え、本当に私がお邪魔しちゃって、いいんですか~」と舞い上がりまくりの編集部員。いそいそと出かけた赤坂プリンスクラシックハウスは夕闇に浮かび上がり、まさに別世界といった風情です。

ドキドキしながら足を踏み入れると…。今回の主役「イル・ド・フランス」ブランドのチーズがディスプレーされていました。

この「イル・ド・フランス」というブランド名は、ブリーチーズ(フランスを代表する白カビタイプのチーズ)のアメリカ輸出を世界で初めて成功させた豪華客船「イル・ド・フランス号」に由来しているとか。この船に設置されていた大型冷蔵庫が、ブリーチーズ輸出を可能にしたのだそうです。ロゴマークの船が当時を物語っていますよね。

ちょっと離れてチーズのディスプレーを見ると、ちょっと豪華客船みたいかも? 上に飾り付けられたお花も青、白、赤のトリコロールなんですね。う~ん、おしゃれ!

ウェイティングでは、ウェルカムドリンクとフィンガーフードのサービス中でした。

フィンガーフードにも、もちろんチーズが使われております!

皆さん、ステキな空間になじんで、楽しそうに談笑されてますよね~。

こちら、フランスのチーズブランド「イル・ド・フランス」と在日フランス商工会議所主催の「第4回ボンジュールフランス」とのコラボイベントなこともあってか、フランス人参加者も目立ちます。日本人の皆さんも、とにかくキラキラ系のおしゃれな、推定インスタグラマー女子多数で、何だか編集部員、場違い感半端ない…。

いつもの勢いはどこへやら、借りてきた猫状態の編集部員。これはちょっと引っかけて、気分を盛り上げるしかないでしょう♪

という訳で?ストローから飲めるシャンパン「POP」(シャンパーニュ・ポメリー)をすかさず入手。

ステキなフィンガーフードもお皿に載せてきました。個人的には、「キンカンとチーズ(「ノルマンタル スライスチーズ」なのだそう)、生ハムがこんなにマッチするなんて!」とびっくり。

「今度、ウチでも試してみたいかも~」とほろ酔い加減で味わっておりましたら、「皆様、本会場の方へご移動ください」というアナウンスがありました。

フルコースディナーに冷や汗タラリ…

今回の会場は、豪華客船「イル・ド・フランス」号をほうふつとさせるアールデコ様式なのだといいます。シャンデリアきらめく会場に足を踏み入れると…目に飛び込んできたのは10人掛け丸テーブルに整然と並べられたカトラリーたち。今日の席って、フルコースのディナーだったんですかっ!?

事前に頂いていた資料を確認してみると、確かに「コース料理」と書いてあります。ガーン。

会場を見回すと、10人掛けテーブルが10卓ほど。100人の選ばれし方々の中に、なぜか紛れ込んでしまった…。シャンパンで調子を上げたはずが、今度は嫌~な汗が出てきたのを感じます。

デスクに「まずいっす。場違い感、半端ないうえに、想定外にもフルコースのディナーでしたっ!」とSOSメールするも、返ってきたのは「たべぷろで学んだテーブルマナーを活かす絶好の機会でしょうか!?」という無慈悲なお答え。

「たべぷろ」で取り上げたテーブルマナーの記事はこちら
プロがアドバイス、親子で知っておきたい披露宴テーブルマナー5つ
ナプキンを広げるタイミングは?テーブルマナーのプロがアドバイス
グラスが割れたらおめでたい席も台無し…エレガントな持ち方と乾杯のマナー

もう、誰も頼れない…。今、己ができるベストを尽くそう、と腹を決めた編集部員。ナプキンを広げて、臨戦態勢です!(大げさ)

参加者が席に着いたところで、サヴァンシア フロマージュ&デイリージャポン株式会社のフィリップ・ティルアール代表取締役のご挨拶が。

「『イル・ド・フランス』チーズの本格的な味わいとバラエティに富んだラインナップを通じて、帰宅後のほっとするひととき、家族との食事、週末の友人との語らいを楽しむ、そんなライフスタイルをお届けしたいと思っています。世界で初めてブリーチーズのアメリカ輸出を成功させた豪華客船『イル・ド・フランス』号のスピリットを感じていただけると嬉しいです」などと話してらっしゃいましたよ。

さあ、お待ちかね?ディナーのスタート♪

まずは「アプリフレチーズのパレット」。チコリやトレビスに、チーズやセロリが乗っております。なんてきれいな色合い!

もう、このお皿自体が絵画のようです。イチゴのソースがチーズやセロリに合う…ということを知ったのも、うれしい驚きでした。

続くスープは、「蕪のポタージュ 2種類のブリーチーズ」。蕪のポタージュにチーズと生ハムが浮かべられております。蕪のとろみと濃厚なチーズ、塩気の効いた生ハムの絶妙なバランスは「トレビアン!」と言いたくなるおいしさです。

そして…お待ちかね、メインディッシュは「黒毛和牛フィレ肉のグリル 旬野菜とブルーチーズソース」です♪ ミディアムレアな黒毛和牛に掛けられたのは、メニュー名通りブルーチーズのソース。

若干クセのあるブルーチーズに、軟らかジューシーな黒毛和牛が、これまた良く合う! チーズ入りソースが糸を引くのが、ちょっと楽しかったり…。付け合わせのペコロス、クレソンもソースとの相性もバッチリでしたよ~。

この辺りに来ると、「フルコースが…」「ナイフとフォークがいっぱい…」などと悩んでいたことなんて、忘却の彼方へ消え去っておりました。だって、だって…何もかもがおいしいんですもの♪ チーズ大好きの編集部員にとっては、もう夢のようなディナーです!

このころには、かぶっていたはずの大猫もどこかに行ってしまい、隣の参加者さんたちとお話もできるようになってきた編集部員。「お料理はおいしいし、会話も楽し~い♪」と、調子に乗りすぎて、赤ワインが進みまくる…。

さすが、芸術の都を有するフランス!ライブパフォーマンスまで♪

メインディッシュが終わったところで、今度はなんとライブパフォーマンがスタート! さすが芸術の都・パリを有するフランスって雰囲気ですよね~。

今回は、フランス生まれの造形作家のニコラ・ルフーブルさんとフランス・リヨン生まれのソプラノ歌手・オリアヌ・ダリエジオさんによるコラボパフォーマンスが披露されました。会場にオリアヌさんの美声が響き渡る中、制作するニコラさん。

できあがったのは…イル・ド・フランス号をイメージした作品です!

ニコラさんはイル・ド・フランス号の資料に目を通し、そこからインスピレーションを膨らまされたそうですよ。

パフォーマンス終了とともに、ディナーコースが再開。次は「チーズの盛り合わせ」だったのですが、おしゃべりに夢中だった編集部員は写真を撮るのを忘れて、チーズをパクパク…。

はっ!と気付いたときには、自分の前のチーズ盛り合わせはほとんど残っておらず、横の出席者さんのお皿を撮影させてもらいました…。ご迷惑おかけして申し訳ございません。

デザートだってお約束・チーズが使われております! 「ヌガーグラッセとカマンベールチーズ」は軽い口どけのヌガーグラッセの上にカマンベールチーズが! フランボワーズソースがよく合っていましたよ。

全ての料理が出たところで、本日の料理を担当してくださったシェフが各料理の紹介をしてくださいました!

サヴァンシア フロマージュ&デイリージャポンのティルアール代表取締役も、「『全ての料理にチーズを使って、作ってください』とお願いし、シェフにはチャレンジしていただきました」とシェフをたたえていらっしゃいましたよ。シェフの“芸術的な”お料理の数々、堪能させていただきました~♪

ティルアール代表取締役は「チーズも旅のようなもの。朝から晩までいろいろな使い方ができます」と話していらっしゃいました。

参加させてもらったたべぷろ編集部員も、チーズの奥深さを知った“一夜限りのチーズ尽くし、豪華客船の旅”、楽しかったです!

帰りには、何とお土産まで。濃紺の帆布地に白のロゴマークが染められたトートバッグに入っていたのは、ミニブリー! 翌日の朝ご飯に家族と頂きましたが、夜とはまた違ったおいしさを感じました~。

「イル・ド・フランス」のチーズは、成城石井やカルディなどで販売されているそうです♪ 皆さんもお見かけになったら、ぜひ試してみてくださいね!