ハンズエイドは東京都内で、超音波ワイン熟成機「ソニックデキャンター」の試飲説明会を開催した。「ソニックデキャンター」は超音波を使いワインやウイスキーに熟成効果をもたらす新商品。これまでのワインサービスがデキャンターに移したり、酸化を促すエアレーションでワインの味わいを落ち着かせるのが主だったのに比べ、同品は空気に触れない方法を採用した。

「ソニックデキャンター」は750mlボトルを収容できる大きさで、使用時には少量の水を内部に入れ、その後、希望のワインボトルを挿入する。5分から20分間振動させることで、まろやかな熟成効果を得ることができる。

「ソニックデキャンター」カラーは白と黒の2種類

ハンズエイドの小室健氏は「ソニックデキャンター」熟成の仕組みについて、超音波の振動で生じた細かい気泡を攪拌することで酸素を抜くと説明。価格も手頃なので、料飲店や自宅で気軽に使ってほしいと述べた。

味覚センサーを使った検査では、甘み15%増、酸味2%減、苦味4%減という結果を得ており、米国のETS LABORATORIESの物質検査では、防腐剤(二酸化硫黄)、アントシアニン、揮発酸の減少を確認している。希望小売価格3万4800円(税込み)。詳細は公式サイトから。

◇日本食糧新聞の2018年4月6日号の記事を転載しました。