鳥取県鳥取市出身のズボラ主婦ライター・大熊ね子です。鳥取県の主要都市である鳥取市・倉吉市・米子市すべてに住んだことがあり、県内のさまざまな食文化に触れてきました。
鳥取県には「どらやきのまち」があるのをご存知ですか? 鳥取県米子市は、なんと“どらやきの生産量世界一”を誇ります。今回は4月4日の「どらやきの日」にちなんで、知る人ぞ知るどらやきの“ツウな食べ方”をご紹介します。

どらやき生産量世界一!鳥取県米子市はどらやきのまち

4月4日の「どらやきの日(どら焼きの日)」には2つの意味があります。1つは、4と4を合わせたしあわせ(4合わせ)の日で、どらやきを食べてしあわせになってほしいという願い。もう1つは、3月3日の桃の節句と5月5日の端午の節句に挟まれていることから、生地にはさまれたあんこをイメージして「男の子にも女のにも愛されるどらやき」を表しているそうです。

これを制定したのは、鳥取県米子市にある「丸京製菓」。どらやき生産量世界一を誇ることから、米子市を「どらやきのまち」として盛り上げようとさまざまな取り組みをしています。

「どら焼き体操」や、ネーミングライツ(命名権)で米子市東山運動公園に付けられた「どらドラパーク米子(どらやきドラマチックパーク米子)」などは、米子市民にもおなじみ。どらやきは、かなり身近な存在の和菓子なのです。

参考サイト:
どらやきの日(菓子庵 丸京)

今回購入したのは、丸京製菓のどらやきの中でも一番人気の「栗入りどらやき」と、卵の風味たっぷりの「ふんわりとら焼」。もちろん、そのまま食べても美味しいどらやきです。この2種類を使って、どらやきのツウな食べ方をご紹介します。

暑い日でもひんやり美味しく!アイスどらやき

これから暖かい季節になるにつれ、冷たいスイーツを食べたくなりますよね? どらやきは、実は凍らせても美味しくいただけるんです。

凍らせるときのポイントは、個包装のままフリーザーバッグに入れて密封すること。冷凍焼けや臭い移りを防ぎます。24時間ほど凍らせて冷凍庫から取り出せば、アイスどらやきの完成です。

完全には凍らないので、ソフトでふんわりな口当たりはそのまま。ひんやりスイーツとしてお楽しみいただけます。フルーツとの相性もぴったりなので、イチゴやキウイを添えても美味しいですよ。

新感覚スイーツ!?揚げどらやきのレシピ

丸京製菓の直営店「丸京庵」では、新名物として「あげどら」を販売しています。「どらやきを揚げるの!?」と驚いてしまいますが、意外にも衣のサクサク食感とどらやきの甘さ、ふんわり感がマッチしていて、とても美味しいんです。

この「あげどら」をご自宅でも簡単に作れるレシピをご紹介します。丸京製菓の公式サイトでは、てんぷらの衣をつけて揚げる方法を紹介していますが、卵を使ったものだと衣液があまりがち。そこで、少量でも作れるマヨネーズで代用して作ってみました。

参考サイト:
どらやきの食べ方提案(菓子庵 丸京)

<材料>
お好きなどらやき 4、5個
小麦粉 50g
冷水 75ml
マヨネーズ 大さじ1

<作り方>

  1.  マヨネーズをボウルに入れて、少しずつ冷水を加えていきます。
  2.  マヨネーズと冷水をよく混ぜたら、小麦粉を加えます。少し粉が残るくらいサクッとまぜたら、てんぷらの衣が完成。
  3.  油を200度に熱し、衣液につけたどらやきを投入。約1分揚げれば、揚げどらやきの出来上がり!

表面はサクサクで、中身はふんわり。温かいことでどらやきの甘さも際立ち、クセになる美味しさです。ぜひ、揚げたてサクサクを味わってみてください。

どらやきはいろいろアレンジができて楽しい!

そのほかにも、バターを乗せてレンジでチンしたり、ホイップクリームやフルーツと一緒にパンケーキ感覚で食べたり-と、どらやきのアレンジ方法はさまざま。そのまま食べてももちろん美味しいのですが、気分に合わせたアレンジも試してみたくなりますよね。ぜひ、お好みのどらやきの食べ方を見つけてください。