東京・虎ノ門の日本の酒情報館が“花見酒”需要を喚起するため、屋内でのエア花見演出を展開中だ。一足早く満開のサクラの生木や造花に囲まれながら、春を感じさせる日本酒や本格焼酎を楽しむことができる。同館を運営する日本酒造組合中央会による初の試みで、3月30日までの期間限定。

3月と4月は年末に次いで日本酒の需要が高い時期であることから、季節感ある提案で日本酒の魅力を伝え、さらなる消費拡大につなげる狙い。

春を感じさせる日本酒、本格焼酎を厳選して提供する

期間中は、館内に高さ2.5mのサクラの生木と2.4mの造花を設置。壁面には全国のサクラの名所や酒蔵の動画を投影し花見気分を盛り上げる。希望者には、360度の映像で満開のサクラが楽しめるVRゴーグルの貸し出しもあり人気となっている。

サクラの生木や映像で花見気分を演出

花見酒として提供するのは、香りが華やかな吟醸酒のほか、商品ラベルがピンク色の日本酒や花酵母を使った日本酒など約20種。サクラの花びらを浮かべた本格焼酎ベースのカクテルもある。日本酒メニューは一部を除き、30mlが100円、60mlが200円。

◇日本食糧新聞の2018年3月26日号の記事を転載しました。