千葉県習志野市在住の管理栄養士の宮崎亜矢です。
幼稚園に入園すると、お箸の使い方を練習するお友達が増えてきます。お家だけでなく幼稚園でも上手にお箸が使えるよう、限られた時間の中で子どもが無理せずスムーズに食べやすいお弁当メニューを紹介していきますので、参考にしてくださいね。

「お箸でお弁当が食べられた!」幼稚園での達成感は子どもの宝物

子どもの年齢が低ければ低いほど、成長過程として「自分でできた!」という達成感が重要になってきます。その達成感の1つに「お箸でお弁当が食べられた!」ということが挙げられます。

幼稚園の1日の流れにおいて食事の時間はとても重要で、大きなウエイトを占めています。そんな大切な食事の時間で、子どもに達成感を味わってもらいたいですね。

お箸で食べやすいお弁当メニューのポイント

お箸で食べやすいお弁当メニューとして、いくつか押さえておきたいポイントがあります。

・一口サイズに切っておきましょう。
・ある程度の硬さがある方が、お箸で取りやすくなります。
・四角に近い形がおすすめです。
・お箸が滑りやすい、全面ツルツルした素材は避けるようにしましょう。

これらに少し配慮してお弁当を作ってあげることで、子どものお箸への練習意欲が湧くはずです。お箸の使い方のコツをつかむまでは、少々手間でも気をつけてあげましょう。

以下に、お箸で食べやすいお弁当メニューを紹介していきますので、参考にしてください。

お箸で食べやすいお弁当メニューを紹介

ちょっとした心掛けでお箸が使いやすくなるメニューを紹介します。

子どもに人気!コンソメポテト

ポテトが好きな子どもは、比較的多いと思います。しかし、よく売られている冷凍のポテトは細長く、ついつい手で食べてしまいがちです。それなら、家庭でじゃがいもから作ってしまいましょう。作り方はとても簡単です。

<作り方>

  1. くし形に切ったじゃがいもを水にひたし、アク抜きをします。
  2. 電子レンジで(1)を軟らかくなるまで加熱します。
  3. フライパンに油をひいて、(2)を焦げ目がつくまで揚げ焼きにします。
  4. 熱いうちにコンソメ顆粒をまぶしたら完成です。

お箸で取りやすい形と重さに仕上がります。お好みで、青のりなどをまぶしても美味しいです。

ミニトマトは半分に切るだけ!簡単にお箸でつかめる!

ミニトマトは丸くてツルツルしていて、お箸でつかみにくいですよね。しかし、鮮やかな赤色が欲しかったり隙間埋めにしたかったりで、ミニトマトをお弁当に入れたいママは多いことでしょう。そんな時はミニトマトを半分に切ってしまいましょう。このたったひと手間で、ミニトマトが簡単にお箸でつかめるようになります。

太めの長方形でお箸にピッタリ!さつまいも炒め

さつまいもはもともとお箸で取りやすい素材ですが、太めの長方形に切ることでより一層お箸で食べやすくなります。一口サイズなので火の通りも早く、お弁当メニューに最適です。作り方は、とても簡単です。

<作り方>

  1. さつまいもは太めの長方形に切り、水にさらしてアク抜きをします。
  2. (1)を電子レンジで加熱します。
  3. フライパンに三温糖(普通の砂糖でも可)を入れて、(2)を炒めます。
  4. 黒ゴマを混ぜ合わせたら、完成です。

三温糖を入れてから炒めることで、三温糖がさつまいもの周りで固まります。お箸が引っ掛かりやすくなり、スムーズに取ることができます。

お箸を使えるようになって、お兄さん!お姉さん!になろう

1日に3回食事をするということは、お箸を練習する機会も同じ数だけあります。そのため、ちょっとコツをつかめば、スムーズにお箸を使えるようになる子どもがほとんどです。

最初のコツをつかむきっかけ作りを、ママがサポートしてあげましょう。